おすすめ本レビュー
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『ガイトナー回顧録 金融危機の真相』 米国財務長官がモラルを犠牲にしてでも守りたかったものとは?
"マスコミの前でしゃべることを好まなかったガイトナーが、危機対応の全容を600頁超の本としてまとめあげたのは、世界規模の金融危機には…more
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離見の見で生きる 『ドラマ思考のススメ』
2015年9月21日読みどころ豊富なビジネス書である。ひとつのメッセージだけをパッケージにした軽い読後感のビジネス書とは、一線を画している。その読みどこ…more
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『地図から読む江戸時代』認識が地図をつくり、地図が認識を変える
2015年9月20日どんな人が何を考えて日本図を作製したのか。その日本図には「日本」や「日本人」についてのどのような認識が見え隠れするのか。扇や屏風に描…more
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あなたは何を食べますか?『人生最後のご馳走』
2015年9月19日「死ぬ前に何を食べたいですか?」ありがちな質問で、誰もが考えたことがあるかもしれない。しかし、それはあくまでもフィクションとしての質…more
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『殺人鬼ゾディアック 犯罪史上最悪の猟奇事件、その隠された真実』ミステリーと家族の再生
2015年9月18日アメリカ国内で有名な未解決事件のひとつにゾディアック事件といわれる事件がある。1966年から1974年にかけて複数の男女が白人の男に…more
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『ぼくらの哀しき超兵器』夢と気合と、ほんの少しの科学をまぶして
"最初は素手で殴り合っていた喧嘩が、やがて棒や剣のような武器を持ち、飛び道具を作りはじめ、すべての人を焼き殺すような兵器が作られるよ…more
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『イーロン・マスク 未来を創る男』マスクの下の素顔
スペースXとテスラを率いて、電気自動車・太陽光発電・宇宙ロケットなどの壮大な夢をぶち上げる男、イーロン・マスク。はたして彼はどのよう…more
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『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』中の人が語る新規プロジェクトの実録
本書は、日本の化学メーカーが、アフリカでBOPビジネスを立ち上げる過程を、プロジェクトを推進した当事者たちの視点から描く一冊だ。新規…more
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人、かくもたやすく悪魔になれり 『ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき』
1971年におこなわれた『スタンフォード監獄実験』の責任者ジンバルドーが、その全貌とその後の展開を著した本だ。きわめてシンプルな実験…more
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ぬくもりあるガラスの世界 『はじまりのコップ 左藤吹きガラス工房奮闘記』
2015年9月13日コップにまつわるノンフィクション、と言われても? ガラスのコップをイメージした装幀に、サブタイトルは「左藤吹きガラス工房奮闘記」とあ…more
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『顔ハメ看板ハマリ道』ハメるにハマるは、あなをかし
2015年9月11日本書は、日本全国津々浦々の、顔ハメ看板にハマりまくった男の活動記録である。10年前から活動を始め、ハマった看板の総数は約2000枚。…more
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草食系インドア派でも楽しめる『秘島図鑑』
"「どこか遠くの島にでも行きたい」。そんなことを今夏も考えていたが、行けぬままにすでに9月も半ば。そんな悶々とした気分をさらに悶々と…more
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『偶然の統計学』その偶然、意外と起こるかも?
当選番号が2回連続で一致した宝くじ、人生で雷に7回打たれた人、同じ選手から2日連続で出たホールインワン。一見きわめてありえないように…more
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『伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡 (上、下巻)』 忘れさられた兵器と人間ドラマを再び浮上させる!
1945年8月28日、米潜水艦セグンドは、日本の降伏文書調印式典に、米海軍の潜水艦の代表として列席するため、日本本州から約1000マ…more
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構造をデザインする『メカニックデザイナーの仕事論』
2015年9月7日"本書は、数多くのアニメに携わってきたメカニックデザイナーが、40年以上に及ぶ仕事を振り返った一冊だ。タツノコプロでの修業時代や「機…more