おすすめ本レビュー
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『介護民俗学へようこそ!』介護現場でフィールドワーク!長生きしたくなる施設とは?
"前作『驚きの介護民俗学』(医学書院)読んだ衝撃はとても大きかった。 民俗学者である著者が、新たに選んだ仕事の場所は老人ホーム…more
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サクラの蕾は夏に作られる 『植物はすごい 七不思議篇』
2015年9月4日サクラは、なぜ春になると花が咲くの?など、本書は、身近な7種の植物に潜む不思議について書かれた本だ。読み手は、その不思議の裏に潜む植…more
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科学は生死の境界線を動かし続ける『人はいかにして蘇るようになったのか』
蘇生科学の発展は、死が0次元の瞬間ではなく、時間軸上の長さをもったプロセスであることを示唆している。「死んでいる最中」という状況が存…more
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『ザ・フィフティーズ1: 1950年代アメリカの光と影』 アメリカンドリームはこうして創られた
"本書のテーマは1950年代アメリカ。この時代に、ファストフード、郊外の集合住宅、テレビ、性の開放、米ソによる核開発やショーアップさ…more
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『ナチュラル・ボーン・ヒーローズ』スキルを習得し、古代ギリシャの英雄になろう!
本書『ナチュラル・ボーン・ヒーローズ(Natural Born Heroes )』は、人間の身体に本来備っていたはずの狩猟採集民モー…more
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『テロルと映画』映画はテロリズムとどう共存してきたのか
2015年8月31日凄惨な暴力、憎悪と怨恨を映画はどう描いてきたのか。テロリズムに対し映画に何ができるのか。テロリズムをテーマとした様々な映画を分析しな…more
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『南洋と私』南方から聞こえる、小さな声
かつて日本の占領下にありながら、親日的だと言われる南洋の人々。しかし、統治下にあった時代の南洋について知る人は少なく、埋もれたままの…more
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カレーライス成立の謎に迫る食文化ミステリー!『カレーライスと日本人』
2015年8月27日日本におけるカレーライスは、いったいどのようなルーツを持ち、どのようにして生まれ、そして現在の形になったのだろうか。歴史を紐解くだけ…more
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『レリギオ:〈宗教〉の起源と変容』儀式と信仰、どちらからはじまった?
キリスト教以前の古代ローマでは、”Religio”という言葉は人間の血縁関係や婚姻関係といった結びつきを設定し、再設定する「行為」に…more
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一つを極めれば、他は自ずと理解できる『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法』
本書『習得への情熱』は、かつて映画『ボビー・フィッシャーを探して』のモデルとなり、神童と呼ばれた天才チェスプレイヤー・ジョッシュ・ウ…more
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『カワサキ・キッド』 東山紀之の「少年」以前と少年以後
2015年8月24日本書は「週刊朝日」2009年1月2・9日号から2010年4月16日号に連載されていた自伝的エッセイである。連載開始当初から「アイドル…more
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金髪とカルチャーセンターと核兵器『ミリタリーテクノロジーの物理学〈核兵器〉』
2015年8月22日タレントで金髪といえば所ジョージ、ジャーナリストで金髪といえば津田大介、物理学者で金髪といえば「SHOさま」こと、多田将である。しか…more
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周到に計算された「狂人国家」というブランディング戦略 『北朝鮮の核心』
2015年8月20日本書の序章には「驚異的な理性の国」というタイトルが付いている。もちろん北朝鮮のことだ。資源もなく、経済は死に体、時代遅れのスターリン…more
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『気仙沼ニッティング物語 いいものを編む会社』
100年続く会社を作ること。100年続く老舗をめざすこと。100年続く事業を育てること。本書には100年という言葉が何回も出てくる。…more