おすすめ本レビュー
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『できたての地球』が二つの奇跡の謎を解く
2015年7月5日「地球の起源」と「生命の誕生」ーーそれぞれが存分に語られてきているテーマではあるのだが、両者を関連付けながら解明しようとする集団がい…more
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『本を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。
本を読む、殆どの場合そんなことは問題にはならない。ただ書いてある文章を読み、その意味するところを理解していけばいいのだと。だが本当に…more
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リアル怪談をあなたに『山怪――山人が語る不思議な話』現代版・遠野物語に戦慄!
2015年7月3日"山には今も、「平地人を戦慄」させる「怪」が存在している! 長年、マタギなど山で狩猟生活をする人たちの取材を続けてきた著者は、「火の…more
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『分子レベルで見た触媒の働き 反応はなぜ速く進むのか』 見えない世界が、未来を変える
2015年7月2日"本書では、触媒を用いた化学反応を「原子・分子のレベルでどうなっているか」を理解することを目指している。前半部分では化学反応を考えて…more
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『極限高地』天空の街で、祈るように暮らす人々
2015年7月1日世界が猛スピードで画一化している昨今だが、多様性を保持する源泉は自然の中に残されていた。チベット、アンデス、エチオピア。標高2000…more
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『マスタリー 仕事と人生を成功に導く不思議な力』
凡百の自己啓発を超えた、「未来を変えたい人」の必読書2015年6月28日『マスタリー』はロバート・グリーン5冊目の最新作だ。グリーンの作品の特徴は自己啓発書でもないし、ビジネス書でもない。歴史読み物でもな…more
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擬態写真を撮りためて45年、集大成に興奮!『自然のだまし絵 昆虫の擬態 進化が生んだ驚異の姿』
2015年6月27日本書は、自然写真家・海野和男氏による擬態昆虫の写真集だ。海野氏は東京農工大で日高敏隆研究室に在籍中、擬態に出会い魅了されたという。1…more
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『メディア・モンスター 誰が「黒川紀章」を殺したのか』みんなに伝えなくちゃ…
2015年6月26日「建築」が限られたエスタブリッシュメントのものから大衆のものへと変わりゆく時代に、作品でも、自らの肉体や言葉でも饒舌に語り、つねに大…more
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『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』文明再起動マニュアル
2015年6月25日一旦失われてしまった文明は復興できるのだろうか? できるとしたら、どうやって? 本書は書名である『この世界が消えたあとの科学文明のつ…more
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『耳鼻削ぎの日本史』”やさしさ”から”見せしめ”まで
2015年6月24日はたして過去の日本社会において耳鼻削ぎという習俗はどんな場面で行われていたのか。当時の人々がその行為にどんな意味を託していたのか。そ…more
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『宇宙を創るダークマター』 この世はダークでできている
2015年6月22日"本書はダークマターの専門家であるミシガン大学教授の著者キャサリン・フリースが、科学者達がこの100年間どのように競い合いながら宇宙…more
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イジったら負け!? 力の入れどころを間違えた、空想上の道具たち『パラレルワールド御土産帳』
2015年6月21日ウソのようなホントの話が好物なのだが、本書はその逆。つまりホントのようなウソの話。それゆえ厳密にノンフィクションなのかと問われると苦…more
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『世論調査とは何だろうか』バイアスがいっぱい
2015年6月19日世論調査で得られる回答には具体的にどんな偏りが生まれ、どんな操作が加えられやすいのか。どういった質問が回答者を誘導しやすいのか。調査…more
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『奴隷のしつけ方』奴隷を中州に捨てるべからず
2015年6月18日『奴隷のしつけ方』と衝撃的なタイトルだ。著者はマルクス・シドニウス・ファルクスとある。古典のようだ。手に取り、パラパラとページをめく…more