おすすめ本レビュー
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『夢へ翔けて』 踊ることは生きること
1995年、西アフリカ・シェラレオネ生まれのミケーラは内戦で両親をなくした少女。アメリカ人に養子として引き取られ、世界的なバレリーナ…more
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『21世紀の自由論』自由と不自由と非自由と
2015年6月15日『21世紀の自由論』は、ジャーナリストの佐々木俊尚氏が、政治哲学の「これまで」と「これから」を、社会の変容という観点から論じた一冊で…more
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『SAPEURS(サプール)』コンゴのオシャレ男子は、服を信じて福を呼ぶ。
2015年6月13日世界最貧国の一つ、コンゴ共和国。ここにサプールと呼ばれ、人々の羨望と尊敬を集る集団がいる。平日は普通に働いているのだが収入のほとんど…more
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『格差の世界経済史』 姓で読み解く階級社会の不都合な真実
" 姓を手がかりに、歴史に埋もれたビッグデータを掘り起こした著者は、残酷な現実を突きつける。 ”基盤的な、または相対的な社会的流動…more
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おもしろいだけじゃ、ダメですか?『ヘンな論文』
2015年6月11日本書では、「論文」というお堅い響きからかけ離れた、研究の中身が突き抜けた珍論文ばかりが紹介されている。これが笑いあり感動あり悲しみあ…more
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『女装して、一年間暮らしてみました。』マッチョな俺に、さようなら
2015年6月10日"「変態!」「目立ちたがり屋!」突然のカミングアウトに著者の妻は罵る。罵りまくる。驚きは隠せないだろう。楽しい外食中に夫から「ガータ…more
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『伝説の総料理長 サリー・ワイル物語』読み継がれるべき物語
日本のフランス料理界の発展に大きく貢献しながらも、一般社会だけでなく、料理界からも忘れられかけていた人物がいた。あと少し遅れていたら…more
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科学の最重要未解決問題『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論』
2015年6月8日科学における最重要未解決問題の一つである意識の謎に果敢に立ち向かい、現状ただ一つの有望な予想と目されている「統合情報理論」を打ち立て…more
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『小林カツ代と栗原はるみ』『このレシピがすごい!』どちらも夜中に読んじゃいけません!
2015年6月6日クックパッドの普及のすごさを思い知るのは、夕方のスーパーでのことだ。タイムセールの野菜と魚と肉を手に入れ、スマホで材料の名前を入れて…more
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『漫画編集者』いかにして漫画は生み出されるのか
2015年6月5日本書『漫画編集者』はかねてより『善き書店員』など、職業意識を持って日々仕事にあたっている市井の人達にインタビューを重ねてきた木村俊介…more
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『日本スターバックス物語』とフォロワーの物語
2015年6月4日「スタバ本にハズレなし。」と、ビジネス書界隈では昔からよく言われている。スターバックスの実質的な創業者であるハワード・シュルツが書い…more
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『なぜ人類のIQは上がり続けているのか? 人種、性別、老化と知能指数』 知能の謎に迫る!
2015年6月2日"政治哲学を専門としていた著者ジェームズ・R・フリンは1980年代に発表した論文で、アメリカをはじめとする工業国で、時代とともにIQ…more
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『寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」』諸行無常の響きあり
2015年6月1日今、日本全国には77,000にも及ぶ寺院が存在するという。コンビニの数が52,380店というから、その多さに驚かれる方も多いだろう。…more