おすすめ本レビュー
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『明治の「性典」を作った男』謎の医学者・千葉繁を追え!
"自慰行為は体に悪いのか。馬鹿になるのか。思春期の男子ならば一度は頭をよぎったはずだ。インターネットが普及した現代では、「自慰 毎日…more
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ビンラディンを殺した男たち。『アメリカ最強の特殊戦闘部隊が「国家の敵」を倒すまで』
DEVGRU(デブグル)という組織が存在する。一般的にはSEALチーム6と呼ばれることが多い。この組織の正式名称は、United N…more
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パンをめぐる濃密な冒険『パンの世界』
2014年12月3日パンを買うのが好きな人はもちろん、パンを自分で作る人たちにとっても、志賀さんは天上人のような存在だ。大ヒットした高橋雅子さんの『少し…more
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『小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦』 今度の夢は、爆弾をのせて
2014年12月2日"本書は、「はやぶさ」の大冒険から得られた成果を振り返るところからスタートし、「はやぶさ2」が何を目指し、どのように実現されたのかを…more
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『ぼくは物覚えが悪い』海馬を失った男は、永遠に続く30秒を生きた
2014年12月1日年の瀬ともなると、私たちは過去の出来事を頭の中で再現し、その情動を元に未来へ思いを馳せる。年を忘れるというくらいだから、辛かったこと…more
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指令は続くよどこまでも 『東京総合指令室』
2014年11月29日世界でも類を見ないほどの正確な定時運行を誇る日本の鉄道。それを影ながら支えていた人々に焦点を当て、知られざる鉄道の仕組みを解き明かす…more
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誰が”ナカムラ”を語るのか。『中村修二劇場』
2014年11月27日本書は、『日経エレクトロニクス』や『日経ビジネス』などの20年にわたる雑誌記事、ノーベル賞受賞後の書下ろしインタビューを加えて、科学…more
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『えんぴつの約束』感動の中にある戦略
一流コンサルティング会社を一時休職し、何度かパーティーを開いて資金を集め、学校を建てた。発展途上国に学校を創る、というありきたりの青…more
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『黒幕』 - 最後の情報屋は、右と左と表と裏を制した男
2014年11月24日最後の情報屋ーー石原俊介。「兜町の石原」とも呼ばれた男は、情報を生業とする人間にとって必ず挨拶すべき人と位置づけられ、彼が発行する『…more
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もうゆり子さんの鼻歌は聞こえない。『さようならと言ってなかった』
5000万円の借入金問題を追及される猪瀬さんの姿をテレビで見たとき、見る影もなく打ち萎れた姿に愕然とした。札束に見立てた発泡スチロー…more
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『世界教育戦争』 みんなもっと真剣に勉強がしたいのかもしれない
2014年11月22日本書は、この激変する時代を生き抜く能力を身につけさせるために、世界各国がどのように教育に取り組んでいるかを教えてくれる。ジャーナリス…more
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実在した秘密結社ベスト5~フリーメーソンから現代まで 『世界陰謀全史』より
陰謀論というものは、虚妄でありまともに取り合うべきではない。普通はそう考えると思います。しかし、本書の著者で、平凡社の名物雑誌「太陽…more
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『日本-喪失と再起の物語』今いちどこの国を見つめる
これからも日は沈み続けるのだろうか。それとも、いったんは没しかけた太陽は自らを大きく変革し再び登るのだろうか。あるいは成熟国家とし…more
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あなたの分身、旅行にお連れします!『お客さまはぬいぐるみ』
ぬいぐるみ専門の旅行会社、名前は「ウナギトラベル」という。社員たった一人で、持ち主の手を離れたぬいぐるみたちを日本の観光名所のあちこ…more
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わたしの好きな”ちんぼうぐ” 『愛しき駄文具』
2014年11月14日この本、すばらしいの一語につきる。80あまりの駄文具たちが、美しい写真と、ひねったタイトル、しゃれた解説とともに紹介されている。あっ…more