おすすめ本レビュー
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『21世紀の貨幣論』 マネーの思想史
" マネーのない生活は想像すら難しい。電車に乗るためにも、ランチを食べるためにも、部屋に明かりを灯すためにも、マネーが重要な役割を果…more
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『ふしぎな国道』 - これがニッポンの生きる道
2014年10月21日日本の右傾化を危ぶむ声が高まりつつある昨今だが、まさか道路マニアにまでその影響が及んでいるとは知らなかった。現在1号から507号まで…more
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『特殊清掃』死体と向き合った男の20年の記録
特殊清掃とは、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染や汚損を処理するというもの。凄惨な現場や過酷な作業を強いられ…more
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『天人 深代惇郎と新聞の時代』新聞が好きでたまらない連中が新聞をつくっていた
深代は、社の内外、国内外を問わず、実に人とよく付き合っていた。天声人語を書く日々の中でも、寸暇を割いて人と会っていた。横浜支局勤務に…more
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『パリの国連で夢を食う。』世界一のお役所で働くということ。
国連で働く女性職員をといえば、事務所の中ではパリっとしたキャリアスーツを着てパソコンを猛烈に叩き、難民キャンプや食料調査、医療現場で…more
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『10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡』沖縄版、杉原千畝
胸が熱くなる一冊だ。戦後最後の沖縄県知事、島田叡。戦況が悪化する最中に沖縄県知事に就任し、沖縄戦にて戦争被害を最小限に食い止めるべく…more
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スポーツの秋はこれを読め!氏と育ちのどっちが大事?『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』
『氏か育ちか』というのは、生物を語る上で永遠の課題だ。もうすこし学問的な言い方をすると、遺伝素因と環境要因、どちらが重要か、というこ…more
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『フラッシュ・ボーイズ』 ナノ秒速で100億ドル以上を稼ぐ男たち
2014年10月13日ウォール街を震撼させたと言われる、マイケル・ルイス待望の新作。一読して心底驚いた。その小説のような文体もあいまって、まるで架空の話の…more
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『ピクサー流 創造するちから』 創造する組織を創造する
2014年10月12日本書では、ピクサーの共同創業者・社長でディズニー・アニメーション社長も兼任するエド・キャットムルが、ピクサーがどのように生まれ、創造…more
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『フライターグ』 オンリーワンのカバン作り
2014年10月9日本書はフライターグ兄弟が作ったスイスのバッグメーカー「フライターグ(FREITAG)」に迫った本だ。著者のレテーナ・メンツィはチュー…more
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『壊血病』もつれた糸
18世紀、船の大型化と航海技術の進歩により、頻繁に寄港することなく航海が可能なになる。こうしたことにより猖獗を極めた病がある。「壊血…more
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『桜色の魂』あの美しい体操選手を覚えていますか?
"ひときわ鮮やかな記憶が、女子体操で金メダルを取ったベラ・チャフラフスカの艶やかな演技である。幼稚園児の女子が釘付けになるほど美しい…more
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『ツタンカーメン 死後の奇妙な物語』 - 真実以外の何かを求めて
2010年2月、アメリカの専門誌・JAMA(アメリカ医師会ジャーナル)に掲載されたツタンカーメンの記事は世界を震撼させるに足るもので…more
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緊急復刊『ホット・ゾーン』でエボラを知る
"本書は西アフリカでのエボラのアウトブレイクを受けて緊急復刊された、1995年出版の同タイトルの新装版である。もともと1994年に出…more
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『ゼロ・トゥ・ワン』 - この面白さを、スタートアップ界隈に独占させるわけにはいかない
2014年9月30日大学生くらいの時にこの本に出会っていたら、もっと違う人生があったのかもしれない。でも今だからこそ、この本に書かれていることを理解でき…more