おすすめ本レビュー
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『カウンセラーは何を見ているか』 - 常套句の罠、共感という欺瞞
2014年5月11日あからさまな強制によって外海に泳ぎ出てしまうより、「自分で選んだ」満足感のもとに生け簀の中で泳いでもらう。そして生け簀ごと、望ましい…more
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『海洋堂創世記』 きらめくモノ作り生活
2014年5月9日ガレージキットとは、大手の会社ではなく、個人が、自分で作った「原型」を元にして作った組み立てキット、いわばインディーズのプラモデルの…more
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『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」前代未聞のビジネス書!
2014年5月8日刺激的なのはタイトルだけではない。帯には「前代未聞!気鋭のコンサルが内幕を暴露した全米騒然の問題作!」「マッキンゼー、デロイト……コ…more
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『ナショナル ジオグラフィック プレミアム フォト コレクション』
"小学校の写生大会の時間を思い出すと、先生が「感じたままに描きなさい」とかよく言っていた気がする。私はほっとかれるのが好好きだったが…more
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天才数学者の青春 『定理が生まれる 天才数学者の思索と生活』
2014年5月4日数学のノーベル賞と言われる「フィールズ賞」を受賞した天才数学者による、定理を証明するまでの舞台裏と日常――この本の内容を一言でいうと…more
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わからないけど、わかりたい 『ブラ男の気持ちがわかるかい?』
完全なタイトル買いである。書店で震えてしまったのは私だけではあるまい。「ブラ男」。表紙からもわかるようにブラジャーをつけた男のことで…more
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『ツイッター創業物語』 世界をつないだツイッターは、創業者たちの友情を引き裂いた
2014年5月2日本書は、『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』や『グーグル秘録』のようなアメリカ発世界的IT企業の実像に迫ったこれまでの本とは、大きく趣が…more
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『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 - 断層を乗り越えるための技法
保守とかリベラルとか、その手の話題とは願わくば一線を引きたいと思っていたし、あまり深入りせずに真ん中あたりをうろちょろしていると思わ…more
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大人になること、それは合理化とうまくやっていくこと。『大人が作る秘密基地』
2014年4月30日本書は「秘密基地」をキーワードに18の事例を紹介する1冊。土地を購入してみずからコンクリートまで使って建てるものから、廃墟の再利用す…more
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『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』興奮!動物の生態研究最前線
2014年4月27日本書『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』は、バイオロギングを用いた生態学研究の最前線を生き生きと伝えてくれる、非常にエキサイティン…more
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『サイレント・ニーズ』新しい見方というシンプルな武器
2008年7月、iPhoneが発売された。その時から凋落の一途を辿っていったのが、Nokiaの携帯電話事業である。2007年に最高益…more
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『悪い奴ほど合理的』 世界を少しずつよくするために。
2014年4月24日"本書は二人の経済学者が、世界中にあふれる「腐敗・暴力・貧困」について、どんな経済的メカニズムで動いているのかを、文化・慣習・道徳の…more
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『トロイアの真実』 シュリーマンは何を見つけたのか
"著者はシュリーマンの偉業を肯定的に評価しながらも、その動機や発掘技術ではなく、彼の遺した最大の成果に疑問を投げかける。 シュリー…more
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『未来を切り拓くための5ステップ』2014年最高のビジネス書 起業のバイブル
2014年4月21日断言しよう。この本は世界中の起業家がまず読むべき本であり、他のビジネス書などを読む必要がなくなる完全無欠の一冊だ。ここに起業のすべて…more
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感電するアート 『オーラ!? 不思議なキルリアン写真の世界』
キルリアン写真というものを、ご存知だろうか?今から約80年ほど前の1930年代に、旧ソビエト連邦で発明された不思議な写真のことである…more