おすすめ本レビュー
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『無脊椎水族館』とか『タツノオトシゴ図鑑』とか『ほぼ命がけサメ図鑑』とかで学ぶ「海にすまう生物たちの正体」
水族館は無脊椎生物に限る。秘かなブーム?「ひとり水族館」の第一人者である旅するノンフィクション作家・宮田珠己氏による、全国水族館行脚…more
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『小笠原が救った鳥 アカガシラカラスバトと海を越えた777匹の猫』外来種だって殺しちゃいけない同じ命
小笠原は東京から船で24時間以上かかる、東洋ガラパゴスといわれる特殊な自然の宝庫。そこの固有種である「アカガシラカラスバト」は平成5…more
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『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ロシア史上最悪の遭難怪死事件に挑む
2018年9月7日"一般に、本は読めば読むほど物知りになれると思われがちだが、実際は逆だ。読めば読むほど、世の中はこんなにも知らないことであふれている…more
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「時間」そのものに興味がある人すべてにオススメしたい──『タイムトラベル 「時間」の歴史を物語る』
2018年9月5日というわけで本書は、「タイムマシン」や「タイムトラベル」という概念がなぜそれ以前には生まれなかったのか、またそれ以前の「時間」の捉え…more
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『硯の中の地球を歩く』1億年前の原石に命を吹き込む無名の名工の誇りと決意
端正な本だ。カバーと帯を取りはずすと、表紙には原寸大に近い一面の硯が刷られている。装丁だけでなく、紙質や印刷も素晴らしい。ゆっくりと…more
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『GAFA 4騎士が創り変えた世界』GAFA以降のゲームのルールにどう立ち向かうのか
2018年8月30日本書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』は、Google、Apple、Facebook、Amazon(GAFA)と…more
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『大英帝国の歴史』イギリスの人気歴史家、ニーアル・ファーガソンの出世作がついに翻訳!
2018年8月28日『憎悪の世紀』『マネーの進化史』『文明』などで有名なイギリスの歴史家、ニーアル・ファーガソンの新刊である。最も本書は本国イギリスで2…more
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バーチャルリアリティーの果てしなき未来『VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学』
PTSD、人間関係、身体問題、環境問題、弱者への共感、慢性疼痛、スポーツトレーニング、教育、などなど。バーチャルリアリティー(VR)…more
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『成績をハックする:評価を学びにいかす10の方法』学びの再起動ボタン
本書はニューヨークで英語やジャーナリズムを教える高校教師が、成績を用いず、生徒を評価する挑戦を行った記録である。通知表を捨て、成績を…more
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『交雑する人類』 古代DNAが世界史を書き換える!
ゲノム革命は我々の想像を超える速度で進行している。ワトソンとクリックが生命のセントラルドグマを解き明かしてからわずか半世紀と少しの間…more
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『甲子園に挑んだ監督たち』まるでスポ根!金足農業はかつて雪で鍛えた
2018年8月21日8人の監督を取り上げるが、タイムリーな人選としては今大会に旋風を巻き起こしている金足農業の元監督の嶋崎久美。20日に初の決勝進出を決…more
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『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』人類の営みをデータ処理システムと捉えてみれば
2018年8月20日続編は前作を超えない、そんな通説を吹き飛ばすような会心の一冊だ。人類の来し方を描き、全世界で800万部を超えるベストセラーとなった『…more
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“本の虫”の首相が牽引する『沸騰インド 超大国をめざす巨象と日本』
インドは今、猛烈なスピードで成長を遂げている。人口は近い将来、中国を抜いて世界最大となり、経済も日本の追い越して世界第3位となること…more
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『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』に三つのジレンマを考える
2018年8月17日羊水穿刺で胎児の染色体検査をうけた。告げられた結果は陰性。しかし、生まれた赤ちゃんはダウン症だった。産科の医師が検査結果を見落として…more