おすすめ本レビュー
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『明治 大正 昭和 化け込み婦人記者奮闘記』化け込み=潜入取材ルポ 型破りな女性記者たちの物語
2022年度の新聞・通信社における女性記者の割合は男性の4分の1弱である(一般社団法人日本新聞協会調べ)。放送業界は多少マシな気もす…more
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科学はいまだに法律に導入されない 『人を動かすルールをつくる──行動法学の冒険』
わたしたちには一定の行動パターンがある。そしてそれらについては、認知心理学や行動経済学といった分野で知見が蓄積しつつある。ならば、そ…more
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婚活するにはこれを読め!『マッチング・アプリ症候群 婚活沼に棲む人々』
2023年6月27日マッチング・アプリ、まったく未知の領域である。まぁ、66歳既婚者なんだから、当然といえば当然だ。しかし、いまや結婚するカップルの20…more
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『明治のナイチンゲール 大関和物語』ロールモデルを持つってこういうこと!
2023年6月25日著者の田中ひかるさんは、以前にも『明治を生きた男装の女医-高橋瑞物語』というノンフィクションを書かれています。こちらについては、仲野…more
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『土偶を読むを読む』縄文研究の最前線を伝える、肝の据わったまたとない反論本
本書は、2021年4月に出版された竹倉史人『土偶を読む』(晶文社)への反論本である。それも、明確な事実と論拠に基づいて真っ向からメッ…more
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『ルポ 国際ロマンス詐欺』犯人はアフリカにいた!
2023年6月16日どう考えても胡散臭い話なのに、なぜか騙されてしまう人がいる――。そんな詐欺の代表格が「M資金詐欺」だ。M資金とは、GHQが占領下の日…more
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『からだの美』その生きものが輝くとき神が身体に宿るのだ
2023年6月13日小川洋子さんが綴る物語は美しい。小説も随筆も、ざわついた心を落ち着かせてくれる。一言一言考え抜かれたであろう言葉に、忘れていた思い出…more
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『くもをさがす』異国の地で経験した祈りと感謝
テヘラン生まれ大阪育ちの直木賞作家、西加奈子さんがカナダのバンクーバーで乳がんに罹った。本書はその治療過程の経験談とともに、カナダの…more
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『高倉健、最後の季節。』ある映画俳優の最期。
2023年6月9日一度だけ、高倉健さんにお会いしたことがある。 私が北方謙三氏の秘書をしていた時のことだ。イベントで北方ボスと高倉さんが話をしていると…more
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『ギフテッドの光と影』突出した才能との向き合い方
朝ドラで話題の植物学者、牧野富太郎は小学校中退である。授業が退屈すぎて自主退学したことはよく知られている。現代からみれば、牧野富太郎…more
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『千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝』
艾未未(アイ・ウェイウェイ)は、中国の現代美術家、活動家、建築家である。彼の作品は、社会的・政治的批判、人権、文化的アイデンティティ…more
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今週のいただきもの:2023年5月27日週
2023年6月3日先日、スーパーへ行ったら鰯が4尾で290円だったので、迷わず買いました。鰯好きな我が家ではパスタやオーブン焼きにすることが多いです。…more
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『奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ーUDデジタル教科書体 開発物語』書体デザイナー、渾身のドキュメント!
「ディスレクシア(発達性読み書き障害)」という障害があることを知ったのは、ほんの数年前のことだ。トム・クルーズがこの学習障害で、台本…more
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『土の声を「国策民営」リニアの現場から』地元紙渾身の連載がついに書籍化!リニアは誰のためにあるのか
2023年5月31日長野県は「北高南低」である。 県北部に位置する長野市は、1998年長野冬季五輪の開催都市となり、前年97年に長野新幹線(現北陸新幹線…more