おすすめ本レビュー
-
『ストーリーが世界を滅ぼす』我々が物語を所有しているのか? 物語が我々を所有しているのか?
2022年8月20日世界はどんどん良くなっている。世界の人口のうち、極度の貧困状態にある人の割合は、過去20年で半分になった。そして自然災害で毎年亡くな…more
-
通史を1人で書き上げる知力に脱帽!『人類5000年史 Ⅳ—1501年~1700年』
ちくま新書で『人類5000年史』というシリーズが刊行中だが、文明の誕生から現代まで人類史を簡潔に一望できる。今回紹介する第4巻では、…more
-
(宿題に使えるかもしれない)親子で読んで考える新刊ノンフィクション5冊!
著者は2015年の「世界コピーライターランキング1位」を獲得したクリエーティブ・ディレクター。レニングラード生まれ、両親の仕事の関係…more
-
『朝日新聞政治部』ある新聞記者のセルフドキュメント
2022年8月14日冒頭、著者の鮫島浩は横浜中華街の料理店に妻と二人で入る。2014年当時、朝日新聞の特別報道部デスクを解任され、ある記事の責任を問われ…more
-
コロナ禍で「おくりびと」になる。『親父の納棺』
2022年8月13日コロナに右往左往させられるこのご時世、ロクに会えなかった父親が逝ってしまったとしたら。そんなとき、自分なら何ができるだろう? 父親を…more
-
『母親になって後悔してる』『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』ワタシの生き方、どう思う?
2022年8月11日米連邦最高裁判所は2022年6月24日、約半世紀ぶりに人工妊娠中絶の禁止を認めない判断を下した。全米50州のうち約半数で中絶が規制さ…more
-
ドットtoドット 『踏み出す一歩は小さくていい』
もしあなたが子育て中なら、「大学を出て、企業に就職して、定年まで勤めあげる」人生をわが子に教え込まないほうが良いだろう。素直で親孝行…more
-
『ルポ 誰が国語力を殺すのか』子供たちは言葉を取り戻せるか。国語力崩壊の実態を描く衝撃のルポ
2022年8月6日著者がまず俎上に載せるのは、家庭、学校、ネットだ。貧困や虐待といった家庭環境の問題、言葉遣いがエスカレートしがちなSNSの問題、迷走…more
-
『不自然な死因』ふだん知ることのできない法医学の世界
本書の著者であるリチャード・シェパードは私たちが想像する医者とは少し異なる。彼の患者は死者だ。リチャード・シェパードはイギリスの高名…more
-
論理的思考は単なる技術である『科学的論理思考のレッスン』
2022年7月27日思考というと、多くの人は難しいものと考えがちだ。しかし、決してそのようなことはない。とりわけ、科学的な論理思考というのはシンプルだ。…more
-
『工藤會事件』史上最凶の暴力団の頭をとれ!
私はふるさと九州をこよなく愛する人間だが、ひとつだけ、どうしても好きになれないところがある。ヤクザが幅を利かせているところだ。 九州…more
-
『復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる』74歳、APU学長 完全復職!
2022年7月22日2022年4月1日、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)で入学式が行われた。そこに学長である出口治明さんが登壇され祝辞…more