おすすめ本レビュー
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『思想的リーダーが世論を動かす』アイデアはこうして創られる
世界はアイデアに溢れている。限られた時間で優れたアイデアを伝えるTEDの動画を検索すれば、一生をかけても見尽くすことのできないほどの…more
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おやつを用意して読みたい『歴史をつくった洋菓子たち―キリスト教、シェイクスピアからナポレオンまで』
表紙のアップルパイに惹かれて、本書に手を伸ばした。甘く煮付けた熱々のりんごと、サクサクのパイ生地が美味しそうだ。洋菓子は、生きていく…more
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死者と共にあること『私の夢まで、会いに来てくれた――3.11 亡き人とのそれから』
もう一度会いたい。どうしても聞きたいこと、伝えたいことがある。でも、どうすれば亡くなった人と交信できるのか?――そのひとつの答えが、…more
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話下手でもあきらめるな。We Shall Never Surrender『リンカーンのように立ち、チャーチルのように語れ』
「礼儀正しい始まりは、愚かしい始まりである」これはチャ-チルの言葉だ。スピーチやプレゼンにおいて、一番大事なのは第一声である。それな…more
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暗闇という根源的未知に命を懸けた大探検記『極夜行』
2018年3月27日準備に四年をかけ、四ヶ月以上の間、真冬の北極圏を一人で歩く。極夜の暗闇の中である。極夜、聞き慣れない言葉であるが、白夜の逆といえばわ…more
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「図書館の隠れたポテンシャル」を引き出す4冊
2018年3月26日机は勉強する大学生や高校生に占領され、読みたい本はだいたい貸出中、音を立てれば「シーッ!」と怖い目で睨むメガネをかけた図書館員、映画…more
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『今の科学でここまでわかった 世界の謎99』古代文明から超常現象、宇宙、生命まで
2018年3月23日"本書は、ナショナルジオグラフィックの人気シリーズ、「絶対に行けない 世界の非公開区域99」「絶対に見られない 世界の秘宝99」「絶…more
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遺伝子の差はどれだけの不平等を産んでいるのか『ゲノムで社会の謎を解く――教育・所得格差から人種問題、国家の盛衰まで』
双子研究を筆頭に、遺伝子が我々の身体的特徴だけではなくIQや統合失調症などの病気といった数々の要因に深く関連していることがわかってき…more
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『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』変わろう、動こう。
2018年3月22日"我々は皆、もう旧来の日本型会社システムがワークしなくなっていることに気づいている。 しかしながら、世の中全体がおかしい時には、常…more
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『鳥! 驚異の知能 道具をつくり、心を読み、確率を理解する』 鳥を知れば人間の本質が見えてくる
鳥! 驚異の知能 道具をつくり、心を読み、確率を理解する (ブルーバックス) 作者:ジェニファー・アッカーマン 翻訳:鍛原 多惠子 …more
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『アーカイブズが社会を変える 公文書管理と情報革命』事実の積み重ねが未来をつくる
2018年3月20日実はこの分野についてわかりやすく解説してくれる本は少ない。そんな中、多くを教えられた一冊が『アーカイブズが社会を変える 公文書管理法…more
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『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』スタンダードの求心力と辺境の遠心力
本書に収められている読書会は、人選の段階で成功が約束されていたとも言えるだろう。世界の辺境を主戦場とするノンフィクション作家・高野秀…more
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となりの奇人からシリアルキラーまで『サイコパス解剖学』
2018年3月16日本書はホラー作家と精神科医がサイコパスという存在と彼らを取り巻く現象を縦横無尽に語り合ったものだ。片や犯罪者の精神鑑定も引き受け、時…more
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『すごい廃炉 福島第1原発・工事秘録<2011~17年>』一般メディアが語らない前代未聞の巨大な”現場”
福島県双葉町・大熊町では新国立競技場の建設をはるかに凌ぐ規模の工事が進んでいる。敷地面積は30倍の350万平米、総工費は50倍の8兆…more
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ぜひハーバードのテキストに! 『蘇るサバ缶』
2018年3月14日"泥まみれのサバ缶を石巻から東京の経堂という街に運び、洗って売った、復興支援活動をご存知だろうか。メディアでもたくさん取り上げられた…more