おすすめ本レビュー
-
親バカ(?)池谷裕二パパの神経科学的な育児日記 『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』
2017年8月21日多くはないけれど、著者とタイトルを見ただけで絶対おもしろいだろうと思える本がある。この本がまさにそれだ。脳科学研究の第一人者であり、…more
-
『金融に未来はあるか』金融危機の必読書
今年これまでで、もっとも面白かった本である。世界金融危機関連本の必読書と言えるのが『リーマン・ショック・コンフィデンシャル』と本書だ…more
-
『戦場を歩いてきた カラー写真で読み解く戦場のリアル』ジャーナリストが見つめた戦地の日常
本書は日テレの番組、NEWS24の「戦場を歩いてきた」というコーナーを書籍化した物である。戦場ジャーナリストである佐藤和孝が戦場で撮…more
-
『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』良き敗者の魂
2017年8月15日『石つぶて 警視庁二課刑事の残したもの』は、警視庁創設以来初めてといっていい巨大な事件に立ち向かった刑事たちの活躍を描くノンフィクシ…more
-
『9プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために』21世紀のユーザーズ・マニュアル
本書の内容紹介に、「ビジネスの「ゲームのルール」の激変ぶりに、イノベーションの恐るべきペースの速さに、むち打ち症(whiplash)…more
-
『大阪ソースダイバー』にソース文化の真髄を学べ!
2017年8月14日この本は、ソースを軸に、食べ物と下町がおりなす「街的」なことが、あの中沢新一の『大阪アースダイバー』が顔色を無くすほどに掘り下げられ…more
-
インドア派にこそ読んでほしい『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる』
2017年8月13日森や海など自然豊かな環境に行くと、気分が上向き、体調も良くなる。体感的には納得しやすい話だが、科学的にはどれほどのことが明らかになっ…more
-
「深海」好きなあなたへ 『特別展「深海2017」公式図録』
2017年8月10日ダイオウイカ以来の深海ブームは、この夏もまだまだ熱く続行中だ。新たな南極の深海調査の結果が続々と出てきているのだ。あの震災時に三陸沖…more
-
巨象をあやつるSNS番長 『モディが変えるインド』
2017年8月9日2017年8月15日、インドは独立70周年を迎える。本書は、普通に暮らす日本人に「インドの今」を知ってもらうために書かれた本だ。東ア…more
-
『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』地域型武装組織から国際テロ組織への変貌
2014年、ナイジェリアで学校の寄宿舎が武装した男たちに襲われ、200人以上の少女が誘拐された事件を覚えている人も多いであろう。事件…more
-
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』コンサルティングの終焉
著者は経営戦略コンサルティングの業界で10年間働いた結果、現在のサイエンスベースのコンサルティングは限界を迎えたと述べている。本書で…more
-
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』人生を評価する自分なりのモノサシ
本書では、「経営における美意識」という言葉を、従業員や取引先の心を掴み、ワクワクさせるような「ビジョンの美意識」、道徳や倫理に基づき…more
-
『水を石油に変える人 山本五十六、不覚の一瞬』稀代の詐欺師、暗躍の戦争裏史
2017年8月6日昭和14年1月の深夜、霞が関の海軍省の地下の一角では、なにやら怪しげな実験が進行していた。「水からガソリン」をつくるというこの実証実…more
-
『戦争がつくった現代の食卓 軍と加工食品の知られざる関係』20世紀の食を発展させたのは「ミリ飯」の技術開発だった
ミリ飯。小さなご飯という意味ではない。ミリタリーすなわち軍隊で支給される携行食のことである。海軍や空軍はそれぞれ艦内や基地に厨房があ…more
-
肥満に至る道はひとつではない──『人はなぜ太りやすいのか――肥満の進化生物学』
2017年8月5日現在の人はかつてないほど太っている。1900年以前には肥満者は存在はしていたものの、多くはなかった。1700年代、1800年代のヨー…more