おすすめ本レビュー
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『歴史の証人 ホテル・リッツ 生と死、そして裏切り』権力の交点となったホテルでの魅惑的な群像劇」
2017年7月31日"第二次世界大戦さなかの1940年6月14日、パリはドイツに占領され、豪奢なホテル・リッツはナチスの拠点とされてしまう。ところが、ホ…more
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ブレたっていいんです!『すごいヤツほど上手にブレる』
2017年7月29日信念を曲げる、ブレる、一貫性がない。どれも否定的なニュアンスで使われることが多い言葉だ。政治家が変節しようものなら、多くのメディアや…more
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埼玉でスッポン、都内でエイを『捕まえて、食べる』アドベンチャーは自転車で!
2017年7月27日捕まえた場所は、ほとんどが自転車で行ける場所。料理を作る包丁さばきも、しどろもどろ。だけどやっていることは結構無謀。捕まえた場所は、…more
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『発想法 改版 – 創造性開発のために』半世紀前を温ねて新しきを知る
発想法とはアイディアを創り出す方法である。問題提起から記録、分類、統合にいたるプロセスをすべてカバーしている。そのため、インタビュー…more
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『世界からバナナがなくなるまえに 食糧危機に立ち向かう科学者たち』 ロペスのハチ、チョコレート・テロ、現代版ノアの箱舟
本書でおもしろいのは、その議論を展開するために、「食糧危機に立ち向かう科学者たち」の姿を描いている点だ。未来のためにいち早く世界各地…more
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『生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方』そこには、最低限の秩序だけがあった
2017年7月24日"「出勤日も、出勤・退勤時間も自由」 「欠勤の連絡をしなくてよい」 「嫌いな作業はやらなくてよい。好きな作業だけやればよい」 …more
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『息子が殺人犯になった コロンバイン高校銃乱射事件・加害生徒の母の告白』わかりやすい原因などない、という現実
2017年7月23日コロンバイン高校銃乱射事件。1999年4月20日、コロンバイン高校の学生2人が無差別に発砲を行い、最終的に自殺。教師1人と生徒12人…more
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なんと明るいチ〇コ本 『日本男子♂余れるところ』
こういった本をあまり読んだことはないが、これほどに性をあっけらかんと描いた本はないのではないか。内容は結構エッチなんだけど、明るくか…more
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『かくて行動経済学は生まれり』人間は間違える。劇的に、そして規則的に
2017年7月19日行動経済学という概念を生み出したダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキー。本書は2人の足跡を辿りながら、行動経済学という一つの…more
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『復讐者マレルバ 巨大マフィアに挑んだ男』 生きるために殺し続けた男。それは現代版の『罪と罰』なのか?
「マレルバ」とは雑草のことである。雑草こそが本書の主人公のアントニオ・ブラッソことジュゼッペ・グラッソネッリの少年時代のあだ名である…more
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痛快!『女子プロレスラー 小畑千代』81歳にして現役
この本、小畑千代という希代の女子プロレスラーの生きざまが紹介されているだけではない。小畑の周辺が丁寧に描かれており、高度成長期の昭和…more
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『反脆弱性 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』 ブラック・スワンは予測できないが、備えることはできる
2017年7月12日グローバル化の深化に呼応するように、世界の不確実性が増している。大勢の予想に反してトランプ大統領が誕生し、未来永劫続いていくかと思わ…more
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『世界一訪れたい日本のつくりかた』観光の基本は「楽しい」にあるべき
2017年7月11日アトキンソン氏の言っていることは至極真っ当で、感情的に反発すべきようなものではなく、むしろそれを正面から受け止めてキチンと検証し、こ…more