おすすめ本レビュー
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ドキュメンタリ映画『おクジラさま~ふたつの正義の物語』を更に詳しく
2017年9月6日著者はニューヨーク在住の映画監督でプロデューサー。アメリカでこの問題が騒がれていた当時、初の映画作品『ハーブ&ドロシー』を制作中だっ…more
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『大学病院の奈落』変われない病院の体質が、惨劇を生み出した
北関東屈指の医療拠点として知られる群馬大学病院で、2011年から2014年に腹腔鏡を使った高難度の肝臓手術を受けた患者100人のうち…more
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とてつもなく変態で、ありえないほど文章がうまい──『動物になって生きてみた』
2017年9月5日どうやったら、我々人間は動物の感覚にもっと近づくことができるのだろうか? たとえばアナクマのように巣穴で眠り、森を徘徊して獲物を物色…more
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みんな大好き大興奮!(のはず)『マンボウのひみつ』
2017年9月2日この本は極めて客観的で科学的なマンボウ本だ。出版されていきなりなのだが、稀書と言って間違いない。どうしてかと言うと、マンボウに関する…more
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『科学捜査ケースファイル 難事件はいかにして解決されたか』凶悪犯罪と法科学の歴史200年
2017年9月1日多くのミステリードラマや推理小説の題材として扱われる科学捜査は、馴染み深い捜査手法であるが、現実とフィクションが違うのもまた事実であ…more
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『芸術・無意識・脳』人の心は、どこまで解明されてきたのか
"「ウィーン1900年」という特異な時代を起点に、本書は芸術と脳科学という二つの側面からのアプローチを通じて、芸術の創造や鑑賞を可能…more
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『健康格差 不平等な世界への挑戦』 Fair society, healthy lives.
スコットランドのグラスゴーの話。その市のなかの、たった数キロしか離れていないふたつの地区は、驚くべき対照を見せている。一方のレンジー…more
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『無冠、されど至強』影のナンバーワンと呼ばれたサッカー集団
2017年8月30日大文字の歴史で語られることは少ないが、戦後サッカー史で在日朝鮮人のチームは「影の最強チーム」と称された。例えば社会人などで結成された…more
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『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』 進化認知学、そして「唯一無二の人間」という見方からの脱却
フランス・ドゥ・ヴァールは、ベストセラー『チンパンジーの政治学』といった著書もある、世界的に著名な霊長類学者である。そんな彼が本書で…more
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渋谷の歴史と音楽と時間と『渋谷音楽図鑑』
「渋谷は坂と川と谷でできてる街なんだよ。道玄坂だろ、公園通り、それに宮益坂。三つの坂から下ったところに渋谷という谷がある。それぞれの…more
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『科学が教える、子育て成功への道』21世紀の成績表
もし、子育ての成功を定義できるのであれば、成功への道があるのならば、それを知りたいと思う人はたくさんいるはずだ。そして本書は、子育て…more
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あなたは他者からどう見られているのか──『なぜ心を読みすぎるのか: みきわめと対人関係の心理学』
2017年8月25日人生には対人関係の悩みがつきものである。あの人は自分のことが嫌いなのではないか? あの人は何を考えているのか? など、解釈が難しいケ…more
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『時代劇の「嘘」と「演出」』クリエイターと 歴史家、「時代」をめぐるせめぎ合い
2017年8月24日『江』「新撰組」「太平記」等々。なつかし時代劇なら「鬼平」「鞍馬天狗」「子連れ狼」…。若い人にも人気を博した「JIN-仁-」「陰陽師…more
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『コックリさんの父 中岡俊哉のオカルト人生』清く、正しく、疑わしく
2017年8月21日超常現象研究家の中岡 俊哉(1926~2001)。毎年この時期になるとテレビで怪談のコーナーや心霊特集の番組を見かけることも多いが、…more