2014年10月
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『10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡』沖縄版、杉原千畝
胸が熱くなる一冊だ。戦後最後の沖縄県知事、島田叡。戦況が悪化する最中に沖縄県知事に就任し、沖縄戦にて戦争被害を最小限に食い止めるべく…more
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スポーツの秋はこれを読め!氏と育ちのどっちが大事?『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』
『氏か育ちか』というのは、生物を語る上で永遠の課題だ。もうすこし学問的な言い方をすると、遺伝素因と環境要因、どちらが重要か、というこ…more
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『フラッシュ・ボーイズ』 ナノ秒速で100億ドル以上を稼ぐ男たち
2014年10月13日ウォール街を震撼させたと言われる、マイケル・ルイス待望の新作。一読して心底驚いた。その小説のような文体もあいまって、まるで架空の話の…more
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『ピクサー流 創造するちから』 創造する組織を創造する
2014年10月12日本書では、ピクサーの共同創業者・社長でディズニー・アニメーション社長も兼任するエド・キャットムルが、ピクサーがどのように生まれ、創造…more
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『異常気象が変えた人類の歴史』新刊超速レビュー
2014年10月10日"歴史をどう捉えるか。専門家の間でも長年にわたって議論されてきた話だが、私を含め、門外漢からするとどうしても個人の行動を中心に読み解…more
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『フライターグ』 オンリーワンのカバン作り
2014年10月9日本書はフライターグ兄弟が作ったスイスのバッグメーカー「フライターグ(FREITAG)」に迫った本だ。著者のレテーナ・メンツィはチュー…more
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『壊血病』もつれた糸
18世紀、船の大型化と航海技術の進歩により、頻繁に寄港することなく航海が可能なになる。こうしたことにより猖獗を極めた病がある。「壊血…more
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10月のこれから売る本-日販 古幡瑞穂
2014年10月7日今回はノンフィクション雑誌を分析しつつ、注目作品をご紹介していきます。今年の大宅壮一ノンフィクション賞の雑誌部門で候補になった雑誌は…more
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まだ死ねない『一生に一度だけの旅 極上の世界旅行』
"ふだんから活字を読みすぎている方に、ここでちょっと一息。 本書は生涯忘れられない「一生に一度の極上の旅」を体験するために、今行くべ…more
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『桜色の魂』あの美しい体操選手を覚えていますか?
"ひときわ鮮やかな記憶が、女子体操で金メダルを取ったベラ・チャフラフスカの艶やかな演技である。幼稚園児の女子が釘付けになるほど美しい…more
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『ホット・ゾーン』エボラ克服には、地球規模の強大な努力が不可欠だ
西アフリカで猛威を奮うエボラ出血熱はアメリカ本土での感染者も現れ、一層の拡大が憂慮されている。本書『ホット・ゾーン』は1994年に刊…more
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今週のいただきもの(10月第1週)
2014年10月4日"今週火曜日夜、ぼちぼち寝るかと思ってたところへ栗下直也から1通のメールが届きました。「今から酒池肉林のウハウハ~なので明日のメルマ…more
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『冬の薔薇 立ち向かうこと 恐れずに』 〜編集者が著者を育てる? いえ、編集者が著者に育てられるのです〜
2014年10月3日そして、今年の8月。第二弾として本書『冬の薔薇 立ち向かうこと 恐れずに』が出版できる運びとなり、凜君とお母さんに東京に来てもらった…more