2016年8月
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『神経ハイジャック もしも「注意力」が奪われたら』常識が認識によって書き換えられるまで
2016年8月8日時代の「病理」と呼ばれるものは、必ず初期の段階では気づかれない。沢山の人間が様々な形でその病理の犠牲となることで認識が広まり、それぞ…more
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『酒の科学 酵母の進化から二日酔いまで』
2016年8月7日本書はAdam Rogers著『Proof: The Science of Booze』の邦訳です。著者は、微生物の生理作用と人類の…more
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今週のいただきもの:2016年7月31日週
2016年8月6日先日、外出中にお天気雨に遭いました。晴れているのに雨が降ることを狐の嫁入りと言いますが、狐に化かされているような感覚からそう言うよう…more
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家にピッチピチの伊勢エビがやって来た! さあどうする? 『その道のプロに聞く 生きものの飼いかた』
本書は偶然出会った生きものを楽しく飼う方法を伝授してくれる、ものすごく実用的な本である。昨年紹介した『その道のプロに聞く 生きものの…more
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『「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜』最近、再び増殖中
本書には昭和初期から終戦までに出版された、当時の「日本スゴイ」本の中から「日本主義」「礼儀」「勤労」など、現代にも通ずる日本礼讃キー…more
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『サイボーグ化する動物たち ペットのクローンから昆虫のドローンまで』
本書では新進気鋭の科学ジャーナリスト、エミリー・アンテスが、さまざまな技術を駆使して動物のからだに手を加える最先端の取り組みに注目し…more
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虫だらけの惑星──『昆虫は最強の生物である: 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略』
本書はそんな昆虫が4億年以上にわたる期間で「どのように進化してきたのか」を記した昆虫の進化史録だ。読了後、道端でセミの死骸を見た時に…more
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『「「暗黒・中国」からの脱出 逃亡・逮捕・拷問・脱獄』法治人物から一転、お尋ね者に。そして亡命劇へ
2016年8月4日『「暗黒・中国」からの脱出』は、中国当局からの弾圧対象となった若きエリートによる逃亡譚である。中国国内のイスラム村、ミャンマーの軍閥…more
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『ケインズかハイエクか 資本主義を動かした世紀の対決 』
吹いてくる風になびく論者は日本にも多数存在するが、ケインズとハイエクの両者だけは、裏切られようと定点のように立ち位置を変えなかった。…more
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『<インターネット>の次に来るもの―未来を決める12の法則』存在することは、変化し続けること
2016年8月3日その冷静な語り口とはうらはらに、書かれている内容は躍動的だ。読書もまたプロセスが全てであり、ページをめくるたび、未来にリアリティが加…more
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『さかなクンの一魚一会』 さかなクンの夢中になる力
"ハコフグ帽子と白衣のいでたちに、甲高い声と大きなジェスチャーで魚の素晴らしさを伝え続けるさかなクンの自叙伝だ。絶滅したと思われてい…more














