社会
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『無銭経済宣言 お金を使わずに生きる方法』
2017年8月29日本書は、19か国で刊行され日本でも大きな反響を呼んだ『ぼくはお金を使わずに生きることにした』の著者による第二作 The Moneyl…more
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『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』日常風景に投影された、世界の分断
2017年8月27日新潮ドキュメント賞を受賞したブレイディみかこ 『子どもたちの階級闘争』を読んだ。素晴らしかった。託児所の日常が描かれるのだが、ここで…more
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『アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々』
2017年8月26日私が一番感銘を受けたのは、 こうした社会の断絶状況を前に、「エリート」や「リベラル」が如何にして白人労働者の信頼と支持を回復する…more
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『金融に未来はあるか』金融危機の必読書
今年これまでで、もっとも面白かった本である。世界金融危機関連本の必読書と言えるのが『リーマン・ショック・コンフィデンシャル』と本書だ…more
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『戦場を歩いてきた カラー写真で読み解く戦場のリアル』ジャーナリストが見つめた戦地の日常
本書は日テレの番組、NEWS24の「戦場を歩いてきた」というコーナーを書籍化した物である。戦場ジャーナリストである佐藤和孝が戦場で撮…more
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壮絶なる人生!『路地の子』を読んでいるのは、どんな人たちなのか?
"『路地の子』が話題です。著者は『日本の路地を旅する』で大宅壮一ノンフィクション賞を獲った上原善弘。今回は自らの父親の一代記を描いて…more
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巨象をあやつるSNS番長 『モディが変えるインド』
2017年8月9日2017年8月15日、インドは独立70周年を迎える。本書は、普通に暮らす日本人に「インドの今」を知ってもらうために書かれた本だ。東ア…more
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『復讐者マレルバ 巨大マフィアに挑んだ男』 生きるために殺し続けた男。それは現代版の『罪と罰』なのか?
「マレルバ」とは雑草のことである。雑草こそが本書の主人公のアントニオ・ブラッソことジュゼッペ・グラッソネッリの少年時代のあだ名である…more
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痛快!『女子プロレスラー 小畑千代』81歳にして現役
この本、小畑千代という希代の女子プロレスラーの生きざまが紹介されているだけではない。小畑の周辺が丁寧に描かれており、高度成長期の昭和…more
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『世界一訪れたい日本のつくりかた』観光の基本は「楽しい」にあるべき
2017年7月11日アトキンソン氏の言っていることは至極真っ当で、感情的に反発すべきようなものではなく、むしろそれを正面から受け止めてキチンと検証し、こ…more
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『裁判所の正体 法服を着た役人たち』三権分立でさえ幻なのか
これは一人の元裁判官と一人のジャーナリストの対談である。しかし、元裁判官である瀬木比呂志があとがきで語っているように、対談集という枠…more
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円城塔、田辺青蛙による夫婦読書リレー──『読書で離婚を考えた。』
2017年6月25日円城塔、田辺青蛙の小説家夫婦が、課題本を出し合い交互にエッセイ(書評)を連載することによって、夫婦の相互理解につとめる。そんなコンセ…more
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『「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街』だけど、行ってみたくなる街
2017年6月23日著者は、触れられたくない街の「不都合な部分」にあえて首を突っ込んでいくことで定評のある「東京DEEP案内」というサイトの管理人。元々…more