村上 浩
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『移民の政治経済学』 移民にまつわる不都合な真実
2018年2月22日本書は、1950年のキューバに生まれ12歳のときにアメリカに移住した移民である著者が、より広い観点から移民がもたらす経済的影響につい…more
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『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』 AI研究が明らかにした人間の弱点
"書店で、テレビで、ツイッターで、AIの二文字が踊っている。創造性あふれる小説の執筆や複雑なビジネスオペレーションの効率化など、これ…more
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『トヨタ物語』 世界を制したトヨタ生産方式誕生秘話
2018年2月2日世界に最も影響を与えた日本発のものや文化は何だろうか。葛飾北斎の浮世絵や黒澤明の映画は諸外国の多くの芸術家たちを魅了し、彼らの作品に…more
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『我々はなぜ我々だけなのか』 人類はアジアで大いに進化した
2018年1月12日人類進化の大きな流れを概説しながら、かつてのアジアにどれほど多様な古代型人類が存在したかを、最新の研究結果を踏まえながら教えてくれる…more
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『宗教国家アメリカのふしぎな論理』 矛盾だらけのアメリカを宗教から読み解く
その男は酒もタバコもしない。ギャンブルに手を出すこともない。刺激物はコーヒーすら飲まないのだ。信心深くキリスト教の教会に通い、積極的…more
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『世界を変えた6つの「気晴らし」の物語』 本気の遊びが世界を変える
現代の世界は数え切れないほどのイノベーションが連鎖することでかたちづくられた。本書の著者スティーブン・ジョンソンが前著『世界をつくっ…more
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『食と健康の一億年史』 世界を食べ、食の過去を知り、ヒトの未来を考える
自然人類学を専門とする著者が、未だ見ぬ食を求めて世界中を旅し、ヒトの進化を軸に食の歴史を振り返る一冊だ。急増する人類へのたんぱく質供…more
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『こわいもの知らずの病理学講義』 病は理から、理は言葉から
「十分に発達した科学は、魔法と見分けがつかない」とはSF作家アーサー・C・クラークの言葉だが、現代社会は魔法としか思えない科学であふ…more
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『ブレグジット秘録』 心地よい嘘と不快な現実の争い
2016年6月23日、イギリスの国民投票の行く末を世界中が固唾を飲んで見守っていた。英国のEU離脱(ブレグジット)というまさかの結末…more
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新装復刊『大気を変える錬金術』 世界を変えた化学
この本は、化学史上最大の発明と呼ばれるハーバー・ボッシュ法がどのように生み出されたか、2度の大戦に見舞われた20世紀前半の世界で化学…more
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『デザイナー・ベビー ゲノム編集によって迫られる選択』 デザイナー・ベビーの誕生は避けられない?
ヒトが生殖以外の方法で新たなヒトの命を生み出す、改変するというアイディアは、数千年にわたって人類の想像を掻き立て続けてきた。科学者に…more
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『反脆弱性 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』 ブラック・スワンは予測できないが、備えることはできる
2017年7月12日グローバル化の深化に呼応するように、世界の不確実性が増している。大勢の予想に反してトランプ大統領が誕生し、未来永劫続いていくかと思わ…more
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『大不平等』 グローバリゼーションは格差をもたらしたのか?
2017年6月22日"グローバリゼーションにブレーキがかかり始めた。欧州での右派政党台頭、トランプの保護主義的政策だけでなく、これまで移民を優遇してきた…more
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『「維新革命」への道 「文明」を求めた十九世紀日本 』 日本は西洋に何を求めたか
2017年6月12日"グローバリズムが加速度的に世界を覆っていくにつれ、世界各地で文明の衝突が激しさを増している。イスラム過激派によるテロ活動は収束する…more