-
『ジハーディ・ジョンの生涯』テロへの恐怖が、新たなテロリストを生み出す
2016年7月16日本書は後に黒覆面の処刑人として世界を震撼させることになる、「ジハーディ・ジョン」ことモハメド・エムワジの評伝であり、そして彼と唯一接…more
-
『レッドチーム思考 組織の中に「最後の反対者」を飼う』敵は我にあり
2016年7月4日敵は我にありとは、昔からよく言われる言葉である。しかしそれは自分自身の心の弱さだったり、身内に裏切り者がいるということではなく、組織…more
-
『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』悲劇への道は、共感の心で敷き詰められている
2016年6月3日SNSに功罪はあれど、「共感をベースにした評判社会」という言葉には何か否定できない力がある。他人の喜びや悲しみといった感情に寄り添う…more
-
『中国メディア戦争 ネット・中産階級・巨大企業』 親指は自由になりたがる
本書は、中国の国家と巨大企業と中産階級、この三者がまるで三國志のようにせめぎあっていくを様を描き出した一冊である。著者のふるまいよし…more
-
『謎のアジア納豆 そして帰ってきた<日本納豆>』 豆から生まれたメンタリティ
2016年5月3日本書は「納豆の起源と変遷を解き明かす」というテーマを目的に、アジアの奥地から日本の東北地方、はたまた固定観念の外側までを探検した一冊…more
-
『「病は気から」を科学する』心に治癒力はあるのか?
2016年4月21日著者は『アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ』や『ツタンカーメン 死後の奇妙な物語』等で知られるジョー・マーチャントだ。仮想世…more
-
「HONZ ✕ COURRiER Japon」がスタートしました!
2016年4月20日今月より、COURRiER Japonへの記事配信がスタートしました。世界の情報を貪欲に取り入れる『COURRiER Japon』読…more
-
『SUPER BOSS(スーパーボス)』逸材たちの銀河系は、こうして形成される!
2016年4月6日ビジネス書の中でもリーダシップやコーチング論に属する王道のテーマなのだが、着眼に斬新さがある。まさに既知の領域に、フロンティアを見出…more
-
『ミャオ族の刺繍とデザイン』深い祈りと神話の世界を身に纏う
2016年4月1日ミャオ族には日本人のルーツではないかという説があったり、自然を崇拝していたり、納豆を食べていたりと、知れば知るほど親近感のわく存在な…more
-
こうして角田美代子は、人間をロボット化させた! 『尼崎事件 支配・服従の心理分析』から見えた戦慄のメカニズム
2016年3月12日尼崎事件は兵庫県尼崎市を中心に複数の家族が監禁・虐待され、死へ追いやられた連続殺人事件である。首謀者の角田美代子は、長年に渡り、様々…more
-
『モンスターマザー』長野・丸子実業「いじめ自殺事件」、加害者と被害者が入れ替わるまでの全て
2016年3月4日「丸子実業高校バレーボール部員自殺事件」は、2005年にバレー部に所属していた同校1年生の高山裕太君が自殺した事件である。当初、運動…more
-
『サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠』Why? Japanese People!
2016年2月24日大企業病、組織の硬直化、派閥争い、セクショナリズム、官僚主義…。いわば企業における失敗の要因として語り尽くされたかのように思える本テ…more
-
『1998年の宇多田ヒカル』音楽には今、言葉が足りない
2016年2月4日本書は「史上最も同期に恵まれていた」3人に浜崎あゆみを加えた女性ソロアーティスト達を題材とし、1998年からの18年間が音楽史におい…more
-
HONZ×新潮文庫のフェアが始まります。
2016年2月1日2月1日頃から全国約1100の書店において、新潮文庫の中でも特にHONZが偏愛した最強・最凶のノンフィクション作品たちが店頭を飾りま…more
-
【映画】『最後の1本 〜ペニス博物館の珍コレクション〜 』まさに珍作、こいつは1本取られた!
アイスランドが誇る、哺乳類のペニスだけを陳列した「ペニス博物館」。だが40年近くコレクションを集めてきたこの博物館にも、一つだけ手に…more