澤畑 塁
1978年生まれ。専門書出版社に勤務。営業職。大学では哲学を専攻していたものの、最近の読書はもっぱらサイエンス系。2021年よりスプラトゥーンにドハマリしていて、読書とレビューが疎かになりがち。なんだかもう人としてWIPEOUT。
-
『身体はトラウマを記録する 脳・心・体のつながりと回復のための手法』 世界的第一人者による記念碑的大著
2016年10月15日戦場体験、交通事故、家庭内暴力、性的虐待、ネグレクト…。人はそうした恐ろしい経験によって、絶望的なまでに過去に囚われてしまうことがあ…more
-
『触れることの科学 なぜ感じるのか どう感じるのか』 めくるめく触覚の世界とその裏側
触って、触られて――。他人とのそうした身体的接触を、人生最大の愉しみと考える人も少なくないだろう。しかし、「なぜ感じるのか」「どう感…more
-
集団はどうして愚かな結論に至ってしまうのか 『賢い組織は「みんな」で決める リーダーのための行動科学入門』
みんなで考えたのに愚かな結論に至ってしまった、いやむしろ、みんなで考えたからこそ愚かな結論に至ってしまった――そんなケースに誰もが思…more
-
『あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた』肥満も腸内細菌のせい!?
2016年8月17日本書の原題は『10% Human』という。邦題でも表現されているように、細胞の数で比較するならば、ヒトの細胞1個に対して、人体に棲む…more
-
『医師の感情』医師たちは現場で何を感じているのか
2016年7月25日ふだんはどんなに冷静な医師であっても、ときとして強力な感情に圧倒されてしまうことがあるはずだ。それならば、医師は現場で実際にどんな感…more
-
『脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線』驚きの治療法と回復事例
2016年7月5日本書は、神経可塑性を利用して実際に脳の機能回復を成し遂げた驚くべき事例を紹介している。それらが「驚くべき」と言われるのには、いくつか…more