新潮文庫
読者の高い知的欲求に充実のラインナップで応える新潮文庫は1914年創刊、来年100年を迎えます。ここでは、新潮文庫の話題作、問題作に収録された巻末解説文などを、選りすぐって転載していきます。新潮文庫のサイトはこちら
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『ピラミッド 最新科学で古代遺跡の謎を解く』ピラミッドを作った人々のリアリティ
2018年4月1日古代エジプト、あるいはピラミッドという語句に接して、胸をときめかせずにいられる日本人は、そう多くはあるまい。だが時間的にも空間的にも…more
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『全電源喪失の記憶 証言・福島第1原発 日本の命運を賭けた5日間』あのとき何があったのか
2018年3月10日この本を読むと、当時は政府も原子力安全・保安院も、東京電力本店も、現場で何が起きているか把握できていなかったことがわかります。原子力…more
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『チャップリン自伝 栄光と波瀾の日々』
2017年12月29日本書は、世界の喜劇王チャーリー・チャップリンが、75歳の時に出版した自伝 “My Autobiography” の新訳である。日本で…more
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『<映画の見方>がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 』
2017年10月29日"映画をテーマや同時代性など、あらゆる周辺状況を取り除いて画面の中に映っているものだけで論じる映画評論も私は好きだが、そればかりでは…more
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『よしもと血風録 吉本興業社長・大﨑洋物語』
2017年9月23日"吉本興業は芸人さんも社員も、学校の勉強が嫌いだったり不得意だったり、あるいは社会の枠からはみ出してしまったような人間が集まってやっ…more
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『祖国の選択 あの戦争の果て、日本と中国の狭間で』
2017年7月28日本書のノンフィクション作品としての迫力は、苦しみや悲しみを描いたことにあるわけではない。この作品の土台の強さは、その先に生じた人々の…more
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『命のまもりびと 秋田の自殺を半減させた男 』
2017年5月30日中村智志『命のまもりびと』はとても貴重な記録である。2002年に秋田で命の相談所を立ち上げ、以来独自の活動をつづけている佐藤久男を丹…more