HONZ記事
-
『エカチェリーナ大帝(上下): ある女の肖像』by 出口 治明
もう35年ほど昔のことになるだろうか、アンリ・トロワイヤの「女帝エカテリーナ」を読んだのは。トロワイヤのペンの力に魅せられて、「大帝…more
-
『特殊清掃』死体と向き合った男の20年の記録
特殊清掃とは、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染や汚損を処理するというもの。凄惨な現場や過酷な作業を強いられ…more
-
今月のいただきもの(10月第3週)
2014年10月18日"10月も後半に入り、朝晩は寒いくらいですね。 当社では、暑がりの男性陣と寒がりの女性陣との間で恒例のエアコン設定温度バトル……を…more
-
『天人 深代惇郎と新聞の時代』新聞が好きでたまらない連中が新聞をつくっていた
深代は、社の内外、国内外を問わず、実に人とよく付き合っていた。天声人語を書く日々の中でも、寸暇を割いて人と会っていた。横浜支局勤務に…more
-
『つながりっぱなしの日常を生きる』-翻訳者の自腹ワンコイン広告
これまで長きにわたってネットと社会の関わりについての研究を続けてきたダナ・ボイドは、初の一般向け単著『つながりっぱなしの日常を生きる…more
-
『パリの国連で夢を食う。』世界一のお役所で働くということ。
国連で働く女性職員をといえば、事務所の中ではパリっとしたキャリアスーツを着てパソコンを猛烈に叩き、難民キャンプや食料調査、医療現場で…more
-
『10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡』沖縄版、杉原千畝
胸が熱くなる一冊だ。戦後最後の沖縄県知事、島田叡。戦況が悪化する最中に沖縄県知事に就任し、沖縄戦にて戦争被害を最小限に食い止めるべく…more
-
スポーツの秋はこれを読め!氏と育ちのどっちが大事?『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』
『氏か育ちか』というのは、生物を語る上で永遠の課題だ。もうすこし学問的な言い方をすると、遺伝素因と環境要因、どちらが重要か、というこ…more
-
『フラッシュ・ボーイズ』 ナノ秒速で100億ドル以上を稼ぐ男たち
2014年10月13日ウォール街を震撼させたと言われる、マイケル・ルイス待望の新作。一読して心底驚いた。その小説のような文体もあいまって、まるで架空の話の…more
-
『ピクサー流 創造するちから』 創造する組織を創造する
2014年10月12日本書では、ピクサーの共同創業者・社長でディズニー・アニメーション社長も兼任するエド・キャットムルが、ピクサーがどのように生まれ、創造…more
-
『異常気象が変えた人類の歴史』新刊超速レビュー
2014年10月10日"歴史をどう捉えるか。専門家の間でも長年にわたって議論されてきた話だが、私を含め、門外漢からするとどうしても個人の行動を中心に読み解…more