HONZ記事
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『破綻の戦略 私のアフガニスタン現代史』日本人が現地で見つめたアフガニスタンの混迷
2022年2月19日本書は、タリバン総帥のウマル、北部同盟のマスード司令官、アフガニスタンのロビンフッドといわれたマジッド・カルカニーとその周辺の人物に…more
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『当事者は嘘をつく』性暴力被害の「新しい語り方」を切り拓く
2022年2月17日傷跡から血が滲み出ているような一冊だ。 読み終えた後もずっと「凄いものを読んだ」という余韻が消えない。早くも今年のベスト級の一冊に出…more
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『地方メディアの逆襲』共に生きて、共に歩む。これからのメディアのあり方
本書は、秋田魁新報、琉球新報、毎日放送、瀬戸内放送、京都新聞、東海テレビ放送の6社を取り上げる。新聞記者やドキュメンタリー制作者など…more
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『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』文庫解説 by 今井 むつみ
2022年2月16日黒い空、オレンジ色の猫 「ヒュッゲ」ということばをこのごろよく耳にする。ウィキペディアでは、「ウェルネスかつ満足な感情がもたらされ、…more
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『アダム・スミス 共感の経済学』「見えざる手」の前提条件としての「共感」
アダム・スミスと言えば、「見えざる手」の『国富論』(1776年)で有名な、「近代経済学の父」である。『国富論』は、貿易による貴金属と…more
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エネルギー問題の道標『エネルギーをめぐる旅』
歴史・物理・文明論の視点からエネルギー問題を俯瞰する骨太ノンフィクションだ。しかも、文章のリズム感や物語展開もノンフィクションとして…more
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誰知るや。書店員の凄み 『千年の読書』
2022年2月14日本書は、梅田蔦屋書店で人文コンシェルジュを務める書店員・三砂慶明氏が200冊を超える古今東西の本を縦横無尽に紹介した本だ。「幸福」「…more
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『AI監獄ウイグル』史上最悪の「AI監獄」は誰によってつくられたか
2022年2月12日新疆ウイグル自治区には約1100万人ものイスラム系ウイグル族が住む。彼らに対する中国政府の苛烈な弾圧はすでに広く報じられ、強制収容所…more
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『問題の女 本荘幽蘭伝』その名を知らぬ者はなし。明治から大正に咲いた仇花
2019年NHK大河ドラマ『いだてん』に登場する「本庄」という男っぽい女性記者のモデルは本荘幽蘭ではないかと推測される。挿話収集家の…more
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『休息の科学』科学的な「オフ」のススメ
2022年2月10日良い仕事をするには、頭をフルに使わなければならない。そのためには合間に効果的な休みを入れる工夫も必要だ。ポカンとして頭の活動を完全に…more
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マッチョ系(?)医師の正しき患者道『ぼくとがんの7年』
小児がんを専門としていた松永正訓医師が膀胱がんを患った。攻守逆転、患者となって何を考え、どう行動されたか。名エッセイストでもある松永…more
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『NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来』
本書はNFT(Non-Fungible Token)の特性についてアート・法律・会計・税務など各ジャンルのスペシャリストが解説し、こ…more
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今週のいただきもの:2022年1月30日週
2022年2月6日最近はいただきものの蟹が冷凍庫にたくさんあるので、贅沢に使っています。蟹玉にしたり、白菜と一緒に中華風旨煮にしたりしましたが(手前味…more
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『Invent & Wander ジェフ・ベゾス Collected Writings』はるか彼方を見据える力 ベゾスの思考の本質に迫る
2022年2月5日本書は、ジェフ・ベゾス自らの言葉による初めての本として発売された。 ベゾスといえば、米アマゾンの創業者であり、世界一の資産家としても…more