おすすめ本レビュー
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自己肯定感を育てる教育とは? 『ほめると子どもはダメになる』
2016年2月15日いま世の中は「ほめて伸ばす」を標榜した子育て本であふれている。本書は、それを実践している親御さんにこそ、ぜひ読んで欲しい一冊だ。子育…more
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知的興奮、大爆発!『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』
生命がどのようにして誕生し、進化してきたのか?だれもが興味をいだくテーマだ。完全にわかるということはありえない。しかし、あたらしい技…more
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すごい印刷、触れます! 『デザインのひきだし27』
2016年2月13日「今度の『デザインのひきだし』見た?」「またなんかやってんの?」「表紙に刺繍入ってんだけど」「へ?」という会話が、巷間幾度ささやかれ…more
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『文化進化論 ダーウィン進化論は文化を説明できるか』 文化も生物のように変異し、競争にさらされ、受け継がれていく
"ダーウィン進化論は、信じられないほど少ない仮定で、驚くほど多くのことを説明してしまう。なにしろ、100万種以上といわれるほど多様で…more
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『犯罪の世間学』なぜ日本では略奪も暴動もおきないのか
2016年2月10日"90年代末以降、刑事司法の厳罰化が進んでいる。80年代からは量刑はざっと見て倍になり、00年の少年法改正を皮切りに法律改正のラッシ…more
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『警察捜査の正体』見えない場所で起きていること
2004年に北海道警察の裏金問題で告発を行った中心人物である、原田宏二氏が警察捜査の実態を解説した1冊だ。捜査の根拠となる法律はどの…more
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『ポンコツズイ』二度の臨死からの生還、おめでとう!
2016年2月6日矢作理絵、33歳。アパレル業界のフリーインポーターだった2011年は、多忙を極めていた。ただ、徐々に体が不調になっていくのは感じてい…more
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“脱絶滅”が生態系の復活を可能にする──『マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる』
本書は書名そのままに(原題も『HOW TO CLONE A MAMMOTH』)、「脱絶滅のロードマップ」を提供する一冊である。どんな…more
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『1998年の宇多田ヒカル』音楽には今、言葉が足りない
2016年2月4日本書は「史上最も同期に恵まれていた」3人に浜崎あゆみを加えた女性ソロアーティスト達を題材とし、1998年からの18年間が音楽史におい…more
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『なぜ老いるのか、なぜ死ぬのか、進化論でわかる』 自然選択は、年を取ると引退する
"この200年間における人類の平均寿命の伸長度合いには目を見張る。1840年を起点にとれば、我々の平均寿命は1時間あたり15分も伸び…more
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『食糧と人類』エネルギーから見た文明史
文化や技術ではなく、食糧生産を軸に文明について考えてもいいのではないか。そんな思いから書かれた本書は、何千年にもわたる壮大な食糧生産…more
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こんな風に優しく社会と繋がる未来がほしい『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』
2016年1月27日九州の介護施設が発行する雑誌『ヨレヨレ』。編集方針は「読んで面白い雑誌」。介護に縁のない人たちが読んで、「腹を抱えてげらげら笑っても…more
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『あなたが世界のためにできる たったひとつのこと』ミレニアム世代の寄付と仕事の関係
2016年1月26日<いちばんのいいこと>を真剣に考え、行動に移している登場人物たちを否定することは簡単ではない。自分が今いる状況と能力を冷静に考え、明…more
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君たちが大好きだ。心から──『これで駄目なら 若い君たちへ――卒業式講演集』
2016年1月25日カート・ヴォネガットの新たに編まれた大学卒業式の講演集である。ページ数も訳者あとがきまで含めて142Pとこぶりの単行本だが、「まだ新…more
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『「全世界史」講義 教養に効く! 人類5000年史』 学びを超えた知的エンターテインメント
本書を読むときのイメージは「人類5000年史」という名前が付けられた、一辺が100メートルほどの体育館のようなものがあって、その中を…more