おすすめ本レビュー
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『南シナ海 アジアの覇権をめぐる闘争史』 アジアの行く末を握る場所
"BBCなどで活躍したジャーナリストである著者は膨大な資料調査と現地での取材を基に、歴史、経済、国際法、政治、軍事など多角的な視点か…more
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『性風俗のいびつな現場』支援か搾取か
2016年1月20日"女性の貧困がメディアを賑わして久しい。働く単身女性の3人にひとりが年収112万円以下との統計もある。こうした貧困女性の中でも福祉の…more
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『ハンター・キラー』対テロ戦争の主役ドローン。その運用の内幕を見よ!
2016年1月18日ドローンという兵器はアメリカ軍が行う対テロ戦争において、なくてはならない存在になりつつある。様々なメディアなどでもこの無人兵器が取り…more
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『築地市場 絵でみる魚市場の一日』日本版スターウォーズか
著者のモリナガ・ヨウ氏は『プラモ迷宮日記』、や『ワールドタンクミュージアム』などでも有名なイラストレーター。玩具メーカータカラトミー…more
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『天皇陛下の私生活 1945年の昭和天皇』知られざる天皇皇后の姿
昭和20年1月1日早朝、昭和天皇は皇居の御文庫内の寝室で目を覚ました。起床を知らせるベルを鳴らすと女官や侍従がにわかに動き出す。こ…more
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『性倒錯者 だれもが秘める愛の逸脱』無限に広がる、奥深き性愛の世界
2016年1月15日本書はヒトのセクシュアリティについていま開花しつつある新たな科学と、もっとも奇妙な形のセクシュアリティのケーススタディーを重ねあわせ…more
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アルツハイマー病のすべてがわかる!『記憶が消えるとき-老いとアルツハイマー病の過去、現在、未来』
2016年1月14日アルツハイマー病は、いうまでもなく、認知機能の低下と人格の変化を伴う認知症の一種である。認知症の6割をも占めるとされる疾患であるが、…more
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『数学ミステリー X教授を殺したのはだれだ! 容疑者はみんな数学者!?』ギリシャ発の数学漫画
2016年1月13日サイエンスをわかりやすく教えてくれるブルーバックス。シリーズの近刊で目を引いたのがこの「数学ミステリー」。漫画イラストが表紙を飾る一…more
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『馬を飛ばそう』 創造的プロセスなどない、あるのは創造的な成果だけだ
2016年1月12日"P&Gに勤務する普通のサラリーマン時代にIoT(モノのインターネット)のコンセプトを創りあげた著者は、自らの革新的な創造体験を通し…more
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『ダレス兄弟 米国務長官とCIA長官の秘密の戦争』神に選ばれし国アメリカを体現した男たち
バージニア州にダレス国際空港という名の大空港がある。この空港がジョン・フォスター・ダレス元国務長官の名前に由来していることを、知らな…more
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軍靴よりブランド靴 『WHAT IS SAPEUR ? 貧しくも世界一エレガントなコンゴの男たち』
2016年1月6日初詣くらいはスーツで決めようかと思ったものの、仕事で着るものしか持っていない。若い頃は、小遣いの何倍もするブランドもののシャツを買う…more
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見えない場所で起こり続ける壮絶な攻防──『スパム[spam]:インターネットのダークサイド』
本書『スパム[spam]:インターネットのダークサイド』は、そんなスパムの裏側に迫った一冊だ。『スパムの歴史はコンピュータネットワー…more
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『エコノミストの昼ごはん』毎日の食事が、未来のシステムへの一票になる
2016年1月1日本書は『大停滞』『創造的破壊』などの著者としても知られる、経済学者タイラー・コーエンが、良い食とは何かということについて経済学的アプ…more
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『BE KOBE』「私」を主語に取り戻す
2015年12月29日防災に関して大きな分岐点となった阪神・淡路大震災から20年。それからの神戸、そしてそこで暮らす人々の気持ちはどう変わってきたのか。本…more