おすすめ本レビュー
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『限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭』すべてが無料になったなら…
本書は文明評論家として名高いジェレミー・リフキンが、今起こっている経済パラダイムの変換から、その未来予想図までを克明に描いた一冊であ…more
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『食の未来のためのフィールドノート』食のサードウェーブ?
2015年10月26日"「ジェームズ・ビアード賞」(アメリカ料理界のアカデミー賞)受賞作! 著者はその年、ロックフェラー一家から寄贈されたニューヨーク郊…more
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『人質460日』イスラム過激派に拉致。絶望的な状況の中で、彼女は「天空の家」を打ち建てた
監禁されて自由に動けなくなり、精神的にも追い詰められてからのアマンダの語りは澄みきり、力を増していく。とくに原書のタイトルでもある<…more
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体は星くずで出来ている──『スプーンと元素周期表』
2015年10月25日宇宙物理学者の故カール・セーガンは私たちの構成要素が根本的には、かつて超新星があらゆる方向に元素を吹き飛ばした結果であることを表して…more
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『時を刻む湖 7万枚の地層に挑んだ科学者たち』奇跡的な万年時計の研究
2015年10月24日水月湖が奇跡の湖と言われる理由は毎年1ミリの堆積物が間断なく湖底に降り積もり、その縞を数えることで正確に年代を特定できることにある。…more
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『チベットの焼身抗議』燃えさかる叫び、祈り
中国政府の圧政に対するチベット人の焼身抗議は2009年3月に始まり、2011年3月以降連続しながら今なお続いている。本書はチベット亡…more
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『〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子』 私立小学校を知れば日本の教育が見えてくる
本書では、どのような親子がどのような価値を求めて私立小学校を選択しているのか、私立小学校はどのような試験でどのような親子を選抜してい…more
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『たのしいプロパガンダ』 大衆煽動は娯楽の顔をしてやってくる
2015年10月20日"タイトルに違和感を持つ人は多いかもしれない。政治宣伝を意味する「プロパガンダ」と聞けば、権力者を讃える映像や音楽を嫌々に観たり聞い…more
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神の眼をもつ男の半生『わたしの土地から大地へ』
「神の眼」を持つといわれ、今世紀最も偉大な写真家と称される男がいる、セバスチャン・サルガドだ。ブラジル金鉱で働く男たち、爆発しつづけ…more
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『脳はすごい』としか言いようのない『ある人工知能研究者の脳損傷体験記』
2015年10月14日自動車の追突事故。幸いなことに外傷はなく、CTスキャンなどの検査でも異常は認められなかった。しかし、さまざまな神経障害で生活に大きな…more
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『量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待』 生命は量子の力を利用しているのか?
"本書では英国サリー大学理論物理学教授ジム・アル=カリーリと同分子生物学教授ジョンジョー・マクファデンが、生命と量子力学の驚くべき関…more
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『ナチ科学者を獲得せよ!』アメリカの繁栄に秘められた、ナチの影
第三帝国の終焉が近づきつつある、1944年11月26日。フランスのストラスブールでは連合軍とドイツ軍が激しい砲火をまみえていた。そん…more
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無常のブルー『TRUK LAGOON トラック諸島 閉じ込められた記憶』
本書はトラック空襲により海に沈んだ船にフォーカスした写真集だ。商船として生まれながらも、徴傭された軍用船や戦艦、米国のトラック大空襲…more
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残念ながら、日本人の8割にこのビジネス書はいらない『異文化理解力』
英語力だけでは、グローバル化の時代を生き残るには足りない。英語については音声通訳などの技術がいつか補ってくれるかも知れないが、異文化…more