おすすめ本レビュー
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『ヤンキー経済』六本木からも丸の内からも見えない世界
"本書は業種や職種によっては、いますぐ役に立つビジネス書である。最終章のタイトルは「これからの消費の主役に何を売るべきか」。その最終…more
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『SEMPE IN NEW YORK』唯一無二の街 ニューヨークを描く
2014年2月7日ニューヨークに住む人たちに愛されている雑誌がある「The New Yoker」(以下、ニューヨーカー)だ。1925年の創刊。先進国で…more
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あらすじだけでも知ってほしい本がある 『種痘伝来』
地味といえば地味な学術書である。はっきり言って4千円は高いし、ほとんどの人は買おうと思わないだろう。しかし、この本のあらすじは知って…more
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『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』 この街には行くところがない
"2009年秋、2つの連続不審死事件が明るみに出た。いずれも30代の小柄の肥満体型の女性が幾人もの男性を虜にして多額の金を貢がせてい…more
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『脳のワーキングメモリを鍛える! 』 前頭葉のフィットネス
本書には、脳の「ワーキングメモリ」がいかに重要な機能か、さらに、どうすればそのワーキングメモリを強化するできるかが記されている。著者…more
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『零戦 搭乗員たちが見つめた太平洋戦争』
2014年1月28日日本人の心に強く刻み込まれた戦闘機が存在する。純国産であり、開発された当時において、世界最高の能力を有した大空の王者。しかし、その強…more
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どうしてこんなに流行っているの?『「おネエことば」論』
いつのころからだろう、テレビのバラエティ番組に「おネエ」言葉が溢れるようになってきたのは。異形の麗人たちの姿に驚かなくなってしまった…more
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『それでも、私は憎まない』 人間は、みな同じだから
2014年1月25日"本書は、ガザ紛争(2008年-2009年)によって娘と姪を失った著者が自らの半生を振り返りながら、パレスチナがどのような歴史的経緯…more
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DNAこそが知っている『殺人犯はそこにいる』ことを
出版されるやいなや、タイムラインには読み巧者たちによる絶賛の言葉がならんだ。しかし内容は重そうだ。まずはウォーミングアップにと、前作…more
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ストン、ストン、胸に落ちる音がする。『あわいの力』
2014年1月23日甲骨文字や古代哲学に詳しい能楽師が語る、身体感覚に基づくまった新しい論考。不安と悲しみが満ちる「心の時代」を次を生きるために。more
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『政治の起源 下』 法の支配と政府の説明責任
先史時代にまでさかのぼり、多くの国・地域を比較することで、政治制度の起源に迫っていく本書は、2013年出版本でおすすめNo.1だ。著…more
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『99%ありがとう』
著者はこの11月で34歳になったばかりの前途有望だったはずの若者である。少年時代をアメリカやスイスで過ごし、アメリカン・スクールやハ…more
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『人間と動物の病気を一緒にみる』 - 人間の未知、動物の既知
人間の様々な病を、獣医学という観点から眺めると、新たな道が拓かれる。獣医学者だけが知っていた、人間の病の真実。人間の未知は、動物の既…more
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『司法権力の内幕』-絶望的な、あまりに絶望的な実態
裁判官たちは何を考えて裁いているのか。我々素人は「法と証拠」と答えるかもしれない。だが、冤罪は後を絶たないし、冤罪の疑いが強まっても…more
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『殺人犯はそこにいる』 - 真犯人への挑戦状
北関東連続幼女殺人事件は、栃木県足利市、群馬県太田市という隣接する2市で、5人の少女が姿を消した事件である。犯行は半径10キロという…more