おすすめ本レビュー
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『たそがれてゆく子さん』新人の老人の心得を学ぶ
2018年11月16日人生に迷ったり、不安になったりしたときに先人の、特に女性作家のエッセイには助けられてきた。中山千夏さん、佐藤愛子さん、林真理子さん…more
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知らなかった東京裏面史、『ふたつのオリンピック』
2018年11月13日分厚いのに一気に読んでしまった! 迫力の一冊。著者は誰かって? そう、あの『東京アンダーワールド』のロバート・ホワイティングだ。60…more
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『フォッサマグナ』足下に広がるミステリー
2018年11月10日タイトルは『フォッサマグナ』。日本のど真ん中を南北に走る、巨大な地溝帯について書かれた本だ。著者は鵺(ぬえ)という怪物に例えているが…more
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『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』ごみ収集の現場は、ティール組織そのもの
2018年11月9日偶然見つけた一冊は、『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』。地方自治や行政学を専門とする研究者が、新宿区で9ヶ月にわた…more
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『広重TOKYO 名所江戸百景』広重の足跡をたどりながら浮世絵と過ごす上質な時間
見開きの右頁全面には、歌川広重の名所江戸百景から選んだ一枚の浮世絵。左頁には広重がその浮世絵を描いた場所の地図と、浮世絵に描かれてい…more
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『現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論』経済学はどこに向かうべきなのか?
2018年11月8日本書は、経済学とは何かという答えを示す代わりに、現在の経済学の広範で多様な様相を整理することで、そもそもなぜこの問いに対して簡潔に答…more
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『ムンク展 共鳴する魂の叫び』公式ガイドブック
いまムンク展が上野の東京都美術館にて開催中です。本書は展示の魅力を深めるためのフルカラー公式ガイドブックですが、非常に読みやすい構成…more
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『東西ベルリン動物園大戦争』きわめて人間くさい動物園の物語
2018年11月6日本書は動物園人たちを主人公とする骨太ノンフィクションだ。舞台は東西に分断されていた時代のドイツ・ベルリン。この都市には、壁を挟んで、…more
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『<効果的な利他主義>宣言!──慈善活動への科学的アプローチ』 どうせよいことをするなら、最高によいことをしよう
近年、欧米の若い人たちの間で、とりわけミレニアル世代の抜群に頭のいい人たちの間で、寄付と慈善活動に関するひとつの運動が盛り上がりをみ…more
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悪魔のように邪悪な組織vsイタリア系のシャーロック・ホームズ──『ブラック・ハンド──アメリカ史上最凶の犯罪結社』
2018年11月5日ブラック・ハンドという凶悪な犯罪結社が19世紀から20世紀にかけて存在した。彼らの主たる構成員はイタリアからアメリカへと移住した移民…more
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そ、そんなもんまで食べるんですかっ!”辺境メシ ヤバそうだから食べてみた”
2018年11月4日イモムシのピリ辛煮、タランチュラの素揚げ、虫イタリアン、田んぼフーズ、ニシキヘビの唐揚げ、ヤギの糞のスープ、ヒトの胎盤餃子、ヒキガエ…more
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『10億分の1を乗りこえた少年と科学者たち』 世界初のパーソナルゲノム医療はいかに実現したか
2003年、ヒトゲノムの解読が完了し、科学は歴史的な一歩を踏み出した。それから6年後の2009年、今度は医療において大きな一歩が踏み…more
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『図解 世界の名作住宅』歴史に名を残す住宅は何がすごいのか?
2018年10月30日"本書『図解 世界の名作住宅』は、月刊誌『建築知識』のエクスナレッジ社による、歴史に名を残す住宅は何がすごいのかについて、世界の名作…more