2017年6月
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『会社苦いかしょっぱいか 社長と社員の日本文化史』通勤電車は今も昔も地獄
2017年6月30日高度経済成長期は窓ガラスが割れ、けが人も続出した通勤電車。車内で靴をなすくすほどの混雑ぶりに靴の貸し出しサービスを始める駅も。戦後の…more
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出版業界と同じ構図『誰がアパレルを殺すのか』
2017年6月29日国内の衣料品(アパレル)業界がかつてない不振にあえいでいる。バブル崩壊直後や、リーマンショック後ではなく、なぜ「今」なのか?アベノ…more
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『Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男』嵐のような天才気象学者の生涯を追う
「とにかく私の人生は面白い。安定とは無縁だった」 気象学者、藤田・テッド(セオドア)・哲也は、自身の歩みを回顧して、そう語った。本書…more
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『裁判所の正体 法服を着た役人たち』三権分立でさえ幻なのか
これは一人の元裁判官と一人のジャーナリストの対談である。しかし、元裁判官である瀬木比呂志があとがきで語っているように、対談集という枠…more
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『おどろきの金沢 』伝統工芸と現代アートの狭間で
これまでずっと疑問に思っていたのは、「なぜ金沢21世紀美術館が作られたのか?」「金沢の伝統工芸と現代アートの関係はどうなっているのか…more
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『PC遠隔操作事件』警察、メディア、犯人、その誰もが踊らされた
2017年6月27日事件ノンフィクションと呼ばれるジャンルの醍醐味が、存分に味わえる一冊だ。この事件の何に対して自分が釈然としない思いを抱いていたのか、…more
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鳥か? 虫か? この夏注目したい生き物本はこれだ!
子供も大人も、生き物は大好き。今年に入っても様々な生き物がHONZのサイト上を騒がせています。中でも『鳥類学者だからって、鳥が好きだ…more
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『図書館100連発』さりげない緻密な工夫がいっぱい
2017年6月26日図書館の来場者と本の新たな接点をつくるために、話題にならず表舞台に出てこない本に興味をもってもらうために、本に興味のない人に来場をう…more
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円城塔、田辺青蛙による夫婦読書リレー──『読書で離婚を考えた。』
2017年6月25日円城塔、田辺青蛙の小説家夫婦が、課題本を出し合い交互にエッセイ(書評)を連載することによって、夫婦の相互理解につとめる。そんなコンセ…more
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『ホーキング、ブラックホールを語る BBCリース講義』
この本は2016年に放送された歴史あるBBCシリーズレクチャーでホーキングが二回にわたって話した講義録である。BBC科学ニュースの編…more
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今週のいただきもの:2017年6月18日週
2017年6月24日絵本『はらぺこあおむし』の作者である、エリック・カールの展覧会に行ってきました。『はらぺこあおむし』をご存知の方も多いと思いますが、…more
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『復讐者マレルバ 巨大マフィアに挑んだ男』獄中で本を読み漁るうちに…
"『復讐者マレルバ 巨大マフィアに挑んだ男』は、かつて300人もの犠牲者を出した抗争の中心人物として恐れられたヒットマンの獄中回想録…more
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『THINK WILD あなたの成功を阻むすべての難問を解決する』みんながあっちで、自分はこっち
2017年6月23日本書は、著者のリンダ・ロッテンバーグ氏が創業したエンデバーの活動を通じて得た知見を、一般の人々にも再現可能となるよう整理したもので、…more
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『「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街』だけど、行ってみたくなる街
著者は、触れられたくない街の「不都合な部分」にあえて首を突っ込んでいくことで定評のある「東京DEEP案内」というサイトの管理人。元々…more















