事件・事故
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こうして角田美代子は、人間をロボット化させた! 『尼崎事件 支配・服従の心理分析』から見えた戦慄のメカニズム
2016年3月12日尼崎事件は兵庫県尼崎市を中心に複数の家族が監禁・虐待され、死へ追いやられた連続殺人事件である。首謀者の角田美代子は、長年に渡り、様々…more
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わたしも、ひとりではない。『死者が立ち止まる場所 日本人の死生観』時計が再び動き出すとき
本書は、大切な人を亡くした喪失感から少しずつ心が蘇生してゆく記録であり、優れた紀行文であり、内から外から日本を見つめた文化論でもある…more
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『モンスターマザー』長野・丸子実業「いじめ自殺事件」、加害者と被害者が入れ替わるまでの全て
2016年3月4日「丸子実業高校バレーボール部員自殺事件」は、2005年にバレー部に所属していた同校1年生の高山裕太君が自殺した事件である。当初、運動…more
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『モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』“でっちあげ”ふたたび
2016年2月17日『でっちあげ』というノンフィクションを知っているだろうか。詳しくは私のレビューをお読みいただきたいが「モンスターペアレント」という言…more
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『でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相』驚愕の結末
2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。ひとりの教師が担任の児童を執拗に苛め続けて、「早く…more
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『警察捜査の正体』見えない場所で起きていること
2004年に北海道警察の裏金問題で告発を行った中心人物である、原田宏二氏が警察捜査の実態を解説した1冊だ。捜査の根拠となる法律はどの…more
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小保方 晴子の手記『あの日』は、どんな人に読まれているのか?
2016年2月4日STAP細胞事件から1年以上を経て、小保方さんが沈黙を破ったという衝撃の手記『あの日』。ある程度の話題にはなるだろうとは予想されてい…more
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『南シナ海 アジアの覇権をめぐる闘争史』 アジアの行く末を握る場所
"BBCなどで活躍したジャーナリストである著者は膨大な資料調査と現地での取材を基に、歴史、経済、国際法、政治、軍事など多角的な視点か…more
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『BE KOBE』「私」を主語に取り戻す
2015年12月29日防災に関して大きな分岐点となった阪神・淡路大震災から20年。それからの神戸、そしてそこで暮らす人々の気持ちはどう変わってきたのか。本…more
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『典獄と934人のメロス』横浜刑務所を襲った激震と猛火、そして囚人たちが解放された
1923年、近代化へ邁進する日本を直撃した関東大震災。帝都・東京を中心に関東一円へ大きな被害をもたらし、死者・行方不明者は10万人強…more
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『「少年A」被害者遺族の慟哭』「謝罪と贖罪」の現実
藤井誠二が怒っている。少年であるがゆえ「A」という仮名によって顔も人格もわからないまま少年の処遇が決定し、「更生」という錦の御旗のも…more
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戦慄の連続!『シリアルキラーズ』連続殺人犯の闇
シリアルキラーと聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。ヒッチコック監督の映画『サイコ』だろうか。それとも『羊たちの沈黙』に出てくる…more
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当事者対抗主義という病『法廷に立つ科学』
科学者も法律家も仮説からスタートする。しかし、法廷と科学の世界はそれぞれがまったく異なった伝統を代表していて、科学による真実の追求と…more
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『イスラムの読み方 その行動原理を探る』イスラムが都市で過激化する本当の理由
2015年11月15日世界を震撼させた、パリでの同時多発テロ。この事件を深く読み解くためには、イスラム教そのものを深く理解する必要がある。なぜテロが、止ま…more
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『FIFA 腐敗の全内幕』FIFA腐敗のメカニズムを解明する
マネーロンダリング、韓国戦での八百長、W杯開催地選挙、会長選挙で飛び交う実弾。FIFAの闇はここまで深かった! そして2015年5月…more