日本史
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HONZで読む「第二次世界大戦」
2011年7月から始まったHONZでは、第二次世界大戦関係の本をたくさん取り上げてきた。終戦70周年の記念に、この4年間で紹介してき…more
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『石油と日本』石油を持たない国の試行錯誤
太平洋戦争は石油の戦争といわれるわりに、私たちは事の顛末をきちんと理解していないのかもしれない。明治から現在までの日本の油田開発と資…more
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『耳鼻削ぎの日本史』”やさしさ”から”見せしめ”まで
2015年6月24日はたして過去の日本社会において耳鼻削ぎという習俗はどんな場面で行われていたのか。当時の人々がその行為にどんな意味を託していたのか。そ…more
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『伝説の総料理長 サリー・ワイル物語』読み継がれるべき物語
日本のフランス料理界の発展に大きく貢献しながらも、一般社会だけでなく、料理界からも忘れられかけていた人物がいた。あと少し遅れていたら…more
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『私は中国の指導者の通訳だった』日中友好に奔走した対日工作員 最後の証言
中国に関する書籍は数あれど、本書は出版までの経緯からしてユニークだ。テーマは戦後の日中関係についてであり、中国人の著者が中国人の読者…more
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『後白河天皇』by 出口治明
本書は、定評のある「ミネルヴァ日本評伝選」の1冊である。わが国で武家政権が成立する前夜、源平が相争う激動の時代に君臨した後白河天皇、…more
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『アホウドリを追った日本人』 「帝国」日本の拡大はここから始まった。
鎖国が解かれた明治以降、日本人は小さな船を操り数々の危険を乗り越えて、海の彼方の無人島を目指した。最初は八丈島近く、やがて大海原を越…more
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息もつかせぬ極秘作戦。「世紀のドル確認作業」で沖縄を救え!『沖縄返還と通貨パニック』
2015年3月24日"著者の川平成雄氏は沖縄社会経済史を専門とする琉球大学の教授である。あくまでも学者・研究者として、事実を着々と、淡々と抑えた筆致で書…more
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新感覚の歴史教育本『アニメで読む世界史〈2〉』
歴史の面白さを、新しい見方で伝えることは出来ないか、と考えられたのが本書である。歴史にもっと興味を持ってもらいたい、歴史を知ることの…more
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日本を愛したスパイ『ドクター・ハック 日本の運命を二度にぎった男』
書影を見て、「ドクター・ハックって、あのハックか」と思わず手に取った。著者は『満州国皇帝の秘録』『トレイシー−−日本兵捕虜秘密尋問所…more
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『日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族』
中国では「好死不如悪活」という言葉があり、変わり果てた姿になったとしても、死ぬよりは惨めながらも生きている方がよい、という意味らしい…more
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『明治維新と幕臣 「ノンキャリア」の底力』
2014年12月24日来年の大河ドラマは『花燃ゆ』。吉田松陰の妹・文を主人公に、松蔭はもちろん、久坂玄瑞や高杉晋作など長州の志士たちが、その生き様をたっぷ…more
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『孝謙・称徳天皇』by 出口 治明
意欲作の多いミネルヴァ日本評伝選の1冊である。異例の女性皇太子を経て即位、恵美押勝の乱に勝利し、道鏡を用いて仏教を基軸とする政治を推…more
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『日本-喪失と再起の物語』今いちどこの国を見つめる
これからも日は沈み続けるのだろうか。それとも、いったんは没しかけた太陽は自らを大きく変革し再び登るのだろうか。あるいは成熟国家とし…more