人物
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万の心を操る『シェイクスピア 人生劇場の達人』
本書はシェイクスピアが生きた動乱の時代を踏まえ、彼の人生と作風、そしてシェイクスピア・マジックと呼ばれる作品トリックなどを解明してい…more
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史上最強のナード──『最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜』
2016年7月5日ゲイリー・ガイギャックスはこのD&Dを生み出した人物であり、本書はそんな偉大な男の伝記である。これがもう、めちゃくちゃおもしろい。そ…more
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賢人か俗物か『セネカ 哲学する政治家 ネロ帝宮廷の日々』二つの顔を持つ男
『怒りについて』や『生の短さについて』や『書簡集』などを著した古代ローマの哲学者セネカは二つの顔を持っていたという。ストア派に属し簡…more
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『昭和芸人 七人の最期』舞台が終わっても、人生は続く
2016年6月23日"登った山が高ければ高いほど、下るのは大変だ。一世を風靡した芸人たちにとっても、栄光が去った後の人生は長い。 喜劇王として歴史…more
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『チャーチル・ファクター たった一人で歴史と世界を変える力』あの有名人が書いたチャーチル論!
毎年数冊はチャーチル関連の本が発売されている。私自身、以前にもHONZでチャーチルを題材にした本をレビューしている。チャーチルという…more
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やりたいからやる『これからのエリック・ホッファーのために: 在野研究者の生と心得』
論文の数や掲載誌のインパクトを追求する一般的な研究者とは異なり、我が道、我が学問を行く在野研究者たち。制度や固定観念に囚われることの…more
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科学すること、あるいは科学者であること──『右脳と左脳を見つけた男 – 認知神経科学の父、脳と人生を語る』
本書は輝かしい人生を送り、現在70半ばを超えた著者が語る自伝/回顧録である。科学者の自伝と一言でいっても、リチャード・ドーキンスにス…more
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『古代東アジアの女帝』
本書は、推古から持統までのわが国の女帝たちと、新羅の善徳、真徳女帝、唐の武則天、都合9名の7世紀に輝いた女帝の鮮烈な生涯を掘り起こし…more
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『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』恋も仕事も、わがまま上等
2016年5月10日アナキスト大杉栄のパートナーで関東大震災後に大杉とともに虐殺された伊藤野枝の評伝だ。過激なタイトルだが、ページをめくって腰を抜かす。…more
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『帝国の参謀 アンドリュー・マーシャルと米国の軍事戦略』 ペンタゴンのヨーダと呼ばれた男
"常に裏舞台で働くことを好み、自己宣伝や世間からの注目を極端に嫌ったアンドリュー・マーシャルの名を知る者は少ない。しかし、「ペンタゴ…more
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新入社員に贈りたい一冊『無敵の仕事術』
「少なからず世の中にインパクトを与えたい」「真のエリートやリーダーになりたい」そう熱い思いをもってビジネスの門を叩く若者は多い。ただ…more
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人間らしさあふれる伝記 『ムハンマド─世界を変えた預言者の生涯』
ムハンマド、あまりに人間らしさにあふれているではないか。といえば、不謹慎になるのだろうか。抜群に面白い伝記であった。イスラームの開祖…more
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『天皇陛下の私生活 1945年の昭和天皇』知られざる天皇皇后の姿
昭和20年1月1日早朝、昭和天皇は皇居の御文庫内の寝室で目を覚ました。起床を知らせるベルを鳴らすと女官や侍従がにわかに動き出す。こ…more
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『アメリカの真の支配者 コーク一族』 石油から思想までを操る華麗過ぎる一族
" 世界最強国家アメリカで、最も影響力を持つのはどの一族だろう。20数年間で2人の大統領を輩出し、さらに3人目の大統領候補を送り出そ…more
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『道程 オリヴァー・サックス自伝』
短髪のイケメンが革ジャンを着てさっそうとバイクにまたがっている。えっ、これがサックス先生? いったいどんな青春時代を過ごしていたのだ…more