人物
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世界は「なりすまし」で溢れている!『詐欺と詐称の大百科』
"「なりすまし」というと、ツイッターのなりすましアカウントに釣られて真に受けてしまい、ちょいと恥ずかしい思いをする、というのは今やよ…more
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ノンフィクション好きなら必読!『ジャーナリズムの現場から』
"『メルトダウン』などの作品で知られる大鹿靖明が、10人のジャーナリストをインタビューし、まとめられた作品。人選のセンスの良さに思わ…more
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『ツタンカーメン 死後の奇妙な物語』 誰がツタンカーメンを殺したか?
"遺伝学の博士号と科学ジャーナリストとしてのキャリアを武器に真実のツタンカーメン像に迫ろうと考えた著者は、世界で最も有名なファラオが…more
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『大富豪破天荒伝説 Best100』新刊超速レビュー
巨額の資産を持つ人のことを人々は大富豪と呼ぶ。大富豪は金の力で歴史をも動かす。秦の始皇帝が中国統一を成し遂げられたのも、宗教革命が起…more
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『祖父はアーモン・ゲート』虐殺者と家族の葛藤
映画『シンドラーのリスト』を見た人は覚えているだろう。プワショフの強制収容所でユダヤ人を無慈悲に殺す所長の姿を。彼はシンドラーの友…more
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『泡沫候補 彼らはなぜ立候補するのか』現代のドン・キホーテたち
いわゆる泡沫候補と呼ばれるような人たちは、当選する見込みがほとんどないにもかかわらず、なぜ彼らは立候補するのか?その派手なパフォーマ…more
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『国と世紀を変えた愛』by 出口 治明
タイトルは正確ではない。なぜなら、「張学良と宋美齢、66年目の告白」と副題にあるが、本書はこの2人のことを主として書いた本ではないか…more
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『反骨の公務員、町をみがく』故きを温ね新しきを知る
住民の側にたちつづけた公務員として、岡田には大切にしていた信念があった。それは“二足の草鞋をはくこと”。役場の制度の中でしか動けない…more
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『日本のヴァイオリン王』激動の時代を駆けた名職人
明治から大正、昭和にかけての日本で、ヴァイオリンを広く普及させた1人の職人がいた。歴史の波に揉まれながら激動の時代を駆け抜けた彼の波…more
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『辻静雄』を知っていますか? 新刊超速レビュー
2014年7月18日グルメという言葉が根付いた頃、後に直木賞を受賞する海老沢泰久が書いた『美味礼賛』を読んだ。辻がなくなる少し前に出版されている。面白か…more
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『「枕草子」の歴史学 春は曙の謎を解く』by 出口 治明
2014年7月15日本が本を呼ぶ、とでもいうのだろうか。「源氏物語」に引かれて、面白い「枕草子」に出会った。内大臣が当時としては貴重な紙を一条天皇と中宮…more
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『愛を科学で測った男』 愛情と孤独のあいだ
"本書は、サルによる実験を通じて「愛情」の研究を行ったハリー・ハーロウ教授の伝記である。 著者は、「霊長類を動物実験として用いるこ…more
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『「科学者の楽園」をつくった男 大河内正敏と理化学研究所』 殿様がつくった夢舞台
本書は、「科学者の楽園」とまで呼ばれた理化学研究所の誕生から、理研コンツェルンの発展、そして戦後のGHQによる解体までを追いかける。…more
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『戦場に散った野球人たち』 新刊超速レビュー
"「どうせ直に兵隊に取られるのだから、今のうちに思いっきり野球をやっておきたい」甲子園準優勝投手の林安夫は1942年に朝日軍に入団。…more
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『トロイアの真実』 シュリーマンは何を見つけたのか
"著者はシュリーマンの偉業を肯定的に評価しながらも、その動機や発掘技術ではなく、彼の遺した最大の成果に疑問を投げかける。 シュリー…more