サイエンス
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10月の地震と噴火に驚いた人は『歴史のなかの地震・噴火』を読め
2021年10月27日日本列島はエネルギーを溜めこんだ状態が続いており、これから首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山(活火山)噴火と、3つの激甚災害を…more
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『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』
ベストセラー『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の著者である橘玲氏が、最新の心理学と脳科学の観点から「わたし」とは何かを説く一冊だ。more
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天才的科学者の華麗なる研究『猫が30歳まで生きる日』
2021年9月25日猫の腎臓病の治療薬開発をめざす東大のクラウドファンディングに1カ月で約1億7600万円もの寄付が集まった。その元となるAIMタンパク…more
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『猫が30歳まで生きる日』ネコの寿命が2倍に? 「偶然」から活路を見いだす
2021年9月23日ネコ好きの人はもちろん、そうでない人にとっても朗報だ。ネコを飼った経験のある方はご存じかもしれないが、ほとんどのネコは老齢になると腎…more
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世界を「長尺の目」で認識するため絶好の科学書『生命の惑星』
2021年9月21日本書は壮大な宇宙の歴史の中で地球が「生命の惑星」となるプロセスを、科学に疎い一般読者向けに分かりやすく解説した啓発書である。副題に「…more
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地球温暖化問題を考えるヒント『地球の未来のため僕が決断したこと』
地球温暖化対策では、「石炭火力発電所撤廃」や「EV・水素車の普及」があたかも万能な対応策のように語られがちだが、実はそれらの定量イン…more
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科学的に甘えさせてくれる本 『生物学的に、しょうがない!』
2021年9月9日本書は、生物学や遺伝子学的に「人が悩んでもしょうがないこと」が51個紹介された本だ。悩みを手離してもよし、自分の得意を見出して個性を…more
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『ジェンダーと脳──性別を超える脳の多様性』 女性的な特徴と男性的な特徴が入り混じったモザイク
著者が自らの考え方を一変させることになったのは、ひとつの実験を知ったからだという。ラトガーズ大学の研究者によるその実験では、メスとオ…more
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歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てるノンフィクション──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』
2021年8月5日近年、ロケットのための計算に明け暮れていた女性たちを描き出したノンフィクション『ロケットガールの誕生』や、ディズニー初期の女性アニメ…more
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『NEO HUMAN ネオ・ヒューマン 究極の自由を得る未来』サイボーグになった男、「人間」の本質を語る
2021年7月9日本書は、愛のため科学の力で世の中のルールをぶっ壊した男の物語である。具体的には、難病と診断され余命を宣告されたロボット科学者が、制約…more
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『「役に立たない」研究の未来』それを決めるのはいったい誰?
2021年6月16日自分の研究を「何の役に立つか」と質問されたら科学者は明確に答えられるだろうか。「おもしろいから研究しているのだ」と堂々と言える人は少…more
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『なりすまし 正気と狂気を揺るがす、精神病院潜入実験』難病との闘いを経て暴く 「伝説の実験」に潜む真実
2021年5月29日著者はローゼンハンの偉業を取材し始めたが、調査すればするほど疑問がわいてくる。データの改竄が発覚し科学的根拠が揺らぎ始めるのだ。さら…more
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超人?それとも悪魔?『フォン・ノイマンの哲学』
20世紀の「真の天才」といえば、ジョン・フォン・ノイマン(1903年-1957年)である。短い生涯の間に、論理学・数学・物理学・化学…more
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『WAYFINDING 道を見つける力: 人類はナビゲーションで進化した』使わないには、失うには、惜しすぎる
19世紀までに、西洋の人々は地図、コンパス、標識や地名などのあまりにも多くのナビゲーションの補助道具を手に入れたせいで、それ以外のナ…more