社会
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思考こそが世界を救う 『ハンナ・アーレント』
2014年5月28日ハンナ・アーレント。どれくらいの知名度なのだろう。恥ずかしながら、昨年、この名を冠した映画を見るまで、その業績はおろか名前すら知らな…more
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『排泄物と文明』うんちのうんちく
約70億の人類は約4億トン近いウンコを、家畜(ニワトリ約190億、ブタ約10億、ウシ約14億、ヒツジとヤギ約18億)は控えめに見積も…more
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『真実 新聞が警察に跪いた日』 - 栄光からの転落
2014年5月24日輝かしい成果を誇った北海道新聞は、実は水面下で圧力に屈し「警察に跪いていた」のだ…。裏切り、密告、恫喝、謝罪。本書は、企業ジャーナリ…more
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『中国の歴史認識はどう作られたのか』 共産主義から愛国主義へ
"天安門事件以降中国では、鄧小平の大号令のもと愛国主義教育の大キャンペーンが行われていく。そして、この愛国主義教育によって深く埋め込…more
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『切断ヴィーナス』 - もっと高く、もっと遠くへ、そしてもっと美しく。
本書に登場する11人の女性には、一つの共通点がある。それは、全員が義肢装具士・臼井二美男さんによって手がけられた義足を身につけている…more
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『孤独死のリアル』 おひとりさまの老後に向けて
2014年5月20日「死ぬ時まであなたと一緒!」などというかつてどこかで聞いたせりふはもはや昼メロでしか見当たらないのかもしれない。死は最後の最後は誰も…more
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『沸騰!図書館』市長、おきつーござんした!
2014年5月17日目立たない地方都市の一つであった武雄市が、日本中に知られることになった図書館改革、「TSUTAYA図書館」の発端である。たかだか図書…more
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『暴露 スノーデンが私に託したファイル』世界24カ国同時発売−世界最速レビュー
2014年5月13日本書は世界24カ国同時発売である。日本では本日朝から書店店頭に並べられている。ということはこのレビューが世界最速になるかもしれない。…more
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『年収は「住むところ」で決まる』 プログラマーが多い街にはヨガ教室が多い
2014年5月12日中国から“ものづくり”を取り戻せ。こんなスローガンが聞かれるのは、かつてのものづくり大国・日本だけではない。リーバイスのようなアメリ…more
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『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 - 断層を乗り越えるための技法
保守とかリベラルとか、その手の話題とは願わくば一線を引きたいと思っていたし、あまり深入りせずに真ん中あたりをうろちょろしていると思わ…more
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『サイレント・ニーズ』新しい見方というシンプルな武器
2008年7月、iPhoneが発売された。その時から凋落の一途を辿っていったのが、Nokiaの携帯電話事業である。2007年に最高益…more
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『悪い奴ほど合理的』 世界を少しずつよくするために。
2014年4月24日"本書は二人の経済学者が、世界中にあふれる「腐敗・暴力・貧困」について、どんな経済的メカニズムで動いているのかを、文化・慣習・道徳の…more
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『レーガンとサッチャー』
その時代にその人物がいなかったら歴史はどのようになっていたのだろうかと思わせる人物たちが存在する。多くの場合、それは混沌とした世の中…more
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『外務省に告ぐ』文庫解説 by 原田マハ
2014年4月11日本書の解説にまったくの畑違いである私を指名してきたのは佐藤優自身ということだった。そうと知って私は、「日本を代表するインテリの著作の…more
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『河北新報のいちばん長い日』 文庫解説 by 後藤 正治
河北新報は、宮城・仙台を本拠に、東北各県をエリアとするブロック紙である。震災で本社の建物は持ちこたえたが、沿岸部にある支局や販売店は…more