東 えりか
2008年に書評家として独立。「週刊新潮」と「ミステリーマガジン」などでノンフィクションの書評担当のほか、「信濃毎日新聞」の書評委員。現在は小説の書評の仕事と半々。「NEWS本の雑誌」の記者でもある。好んで読むのは科学もの、歴史、古典芸能、冒険譚など。
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『ロマンで古代史は読み解けない』科学者が古代史を研究するとこうなった!
2018年6月16日古代史=神話というイメージが拭えない。確かにロマンあふれる物語だが、真実ではないだろう。だが日本には『古事記』や『日本書紀』という過…more
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『行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000㎞歩いた男との冒険 リアルRPG譚』 絶倫ロバと歩いた3カ月
2018年6月6日春間豪太郎は海外旅行にまったく興味のない青年だった。昼は大学生で、夜は音楽系専門学校を掛け持ちしつつ、バンドでドラムを叩き居酒屋でバ…more
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『怖い女 怪談、ホラー、都市伝説の女の神話学』その正体を探る
2018年5月16日最も怖いジャパニーズホラー映画は何か。著者の沖田瑞穂がインターネット検索をした結果、総合、男性、女性すべてで『リング』シリーズ、『…more
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『老いぼれ記者魂 青山学院大学春木教授事件四十五年目の結末』執念の追跡の果てに
"昭和48年(1973年)3月、青山学院大学で後世に残る一大スキャンダルが噴出した。「大学教授が教え子に暴行した」と朝日新聞がすっぱ…more
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『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』戦慄、衝撃のルポルタージュ!
2018年4月16日" 2017年7月、安倍晋三首相が「将来の首相候補」として守り続けてきた政治家、稲田朋美防衛大臣が南スーダン平和維持活動(PKO)の…more
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『定年入門 イキイキしなくちゃダメですか』ワタシのこれからの拠り所はどこ?
"フリーランスの物書き、高橋秀実には定年がない。だが同年代の会社員である編集者は次々と定年を迎え去っていく。では定年って何?という素…more
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『ゆらいだら、薬膳』大病を克服するために行きついた究極のレシピとは?
2018年4月6日最近でもクイズ番組などでよく見かける麻木久仁子。若々しい声の印象が強くて、50歳を超えていたとは思えないほどだ。だが48歳で脳梗塞、…more
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となりの奇人からシリアルキラーまで『サイコパス解剖学』
2018年3月16日本書はホラー作家と精神科医がサイコパスという存在と彼らを取り巻く現象を縦横無尽に語り合ったものだ。片や犯罪者の精神鑑定も引き受け、時…more
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『安楽死を遂げるまで』幸せのまま逝きたい
著者の宮下洋一はスペインのバルセロナを拠点にするジャーナリストである。パートナーは特別養護老人ホームに勤務する看護師で末期癌患者の緩…more
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『「国境なき医師団」を見に行く』最大限の敬意を払って支援を尽くす人びと
2018年2月16日編集者であり、作家、クリエーターとしてマルチな才能を見せるいとうせいこうが「国境なき医師団」を見に行こうと思ったのは、取材を受けたと…more
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『青年市長は“司法の闇”と闘った』弁護士が記す最高裁までの詳細
2018年2月6日2017年12月11日、最高裁は浄水設備導入を巡る収賄などの罪に問われた岐阜県美濃加茂市長、藤井浩人被告の上告審で市長の上告を棄却…more
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2018年1月の今月読む本 その3
2018年1月27日"大雪に見舞われた日本、48年ぶりの大寒波来襲。 こうなると家に閉じこもって本を読むより仕方がない。(いえいえ、ファイナルファンタジ…more
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2018年1月の今月読む本 その2
2018年1月21日前回の朝会から5か月も経つと、さすがにダブる本も少ない。それぞれの好みも明確になって「この本は○○さんが好きそう」「〇〇さんのレビュ…more
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2018年1月の今月読む本 その1
2018年1月20日2018年最初の「今月読む本」。いったいみんなどこから探してくるのか不思議になってしまう面白そうな本・本・本。相変わらず分厚い本も登…more
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『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』男女の悩みは世界共通!
2018年1月16日著者のジャンシー・ダンと夫のトムは10年一緒に暮らした後に娘を授かった。仕事は二人ともライターで大人しいタイプ。だから上手くやって…more