東 えりか
2008年に書評家として独立。「週刊新潮」と「ミステリーマガジン」などでノンフィクションの書評担当のほか、「信濃毎日新聞」の書評委員。現在は小説の書評の仕事と半々。「NEWS本の雑誌」の記者でもある。好んで読むのは科学もの、歴史、古典芸能、冒険譚など。
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ヒップでポップで、最高にかっこいいパンクなかあちゃんにインタビューしてきた!(その2)
第2回はお住まいにになっているロンドンの南に位置するブライトンという町について、と音楽の話をお聞きした。「パンク」はほとんどわからな…more
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ヒップでポップで、最高にかっこいいパンクなかあちゃんにインタビューしてきた!(その1)
話題沸騰!いま読みたい作家のひとり、ブレイディみかこさんの子育て記録。とはいえ、息子とその仲間のカッコよさに笑ったり涙したりで、親戚…more
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『ストーカーとの七〇〇日戦争』ストーカーは病気である!
本書は被害当事者が、ストーカー行為の一部始終を赤裸々に語った数少ない本である。一度は信頼した人が変貌していく過程に総毛だつ。more
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『さあ、バリアフリー温泉旅行に出かけよう!』経験豊富な温泉ライターが教える安心で安全な“楽しみ方”
2019年5月26日世界32か国もの温泉を巡って取材し、温泉専門のライターとして活躍する山崎まゆみが、高齢者や障がい者の旅行に同行して実地を検分、自らも…more
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祝 復刊!!『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌』
2019年5月16日"『東日流外三郡誌』は「青森の旧家から見つかった、大和朝廷に対抗した豪族の記録」で、発見当時から真偽が問われていると聞いていた。 …more
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「仲野徹の本棚」フェア開催記念 仲野徹 × 東えりか 対談トークイベント@紀伊國屋書店天王寺ミオ店
2019年4月27日現在、紀伊國屋書店大阪天王寺ミオ店で開催されている企画展示「仲野徹の本棚」を記念し、4月23日に、仲野徹VS.東えりかのトークイベン…more
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『わたしが「軽さ」を取り戻すまで シャルリ・エブドを生き残って』死を免れた女性漫画家の“その後”
2015年1月7日11時30分、フランスのパリ11区にある風刺新聞社「シャルリ・エブド」に武装した覆面男2人が侵入し、編集会議中の社…more
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『人喰い ロックフェラー失踪事件』マイケルはなぜ喰われたのか?
2019年4月5日"1961年11月20日、マイケル・ロックフェラーはニューギニア南部で消息を絶った。 この地を訪れていた23歳の若者の父親は、ニュ…more
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『吃音 伝えられないもどかしさ』吃音者の著者が当事者たちの現実に迫る
本書では、重度の吃音者で、そのことを苦に自殺未遂まで起こした高橋啓太という男性の回復への過程を下敷きに、自らも吃音者であった言語聴覚…more
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『京料理人、四百四十年の手間「山ばな 平八茶屋」の仕事』料理とは手間の文化、修業とは手間を学ぶこと。
著者の園部平八は20代目の当主である。創業は天正4年(1576年)というから440年の歴史を誇る京都の老舗料亭「山ばな平八茶屋」。天…more
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『シドロモドロ工作所のはじめてのお彫刻教室』豆腐とちくわとそうめんを彫ってみよう!
2019年2月16日作者は田島享央己という作家らしい。飾り物なのかおもちゃなのか、ユニークな木製の彫刻がいっぱいある。こういうの好きなんだ。なんか買っち…more
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『めんそーれ!化学 おばあと学んだ理科授業』本当の学びとは何か?
本書はそんな夜間中学とは一線を画す、沖縄県那覇市のフリースクール「珊瑚舎スコーレ」が開いている私立夜間中学の10年ほど前に行われた理…more
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『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』”でっちあげ”を超える悪夢
2019年1月31日世間にモンスターが跋扈している。患者が、消費者が、視聴者が、そして親が、モンスターとなって理不尽な要求を言い募る。今では社会現象の一…more
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『文藝春秋作家原稿流出始末記』この原稿は”だれ”の”なんという作品”なのか?!
2019年1月16日昭和42,3年ごろ、文藝春秋社が文芸雑誌で使用した原稿を大量廃棄処分したことがあった。社名入りの茶封筒に入れられた大量の原稿は、ある…more
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『空をゆく巨人』国境を越えた友情を追う
2018年12月22日第16回開高健ノンフィクション賞受賞作は川内有緒『空をゆく巨人』に決定した。ノンフィクション好きはこの作者の名に見覚えがあるかもしれ…more