鎌田 浩毅
1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。通産省主任研究官と京都大学教授を経て、2021年より京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・京都大学名誉教授。理学博士。専門は地球科学・火山学。テレビや講演会で科学を明快に解説する“科学の伝道師”。京大の講義は数百人を集める人気で教養科目1位の評価。著書に『富士山噴火と南海トラフ』(ブルーバックス)、『世界がわかる理系の名著』(文春新書)、『座右の古典』(ちくま文庫) 、『理科系の読書術』(中公新書)、『読まずにすませる読書術』(SB新書)。HPはこちら
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『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』
2020年4月21日本書の原題は『Willpower Doesn't Work』(「意志力など役に立たない」)である。著者は米国の組織心理学者で、成功す…more
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『世界の起源 人類を決定づけた地球の歴史』グローバル経済を左右する地球環境のベースを正しく理解する
2020年1月30日地球上の自然環境がそこに住む人々の生き方を決定する、という考え方がある。「環境決定論」と呼ばれる思想で、四季が織りなす大自然に囲まれ…more
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『我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの 』生命を司るメカニズムの「多様性」
2019年12月14日生命の起源は現代科学の最重要テーマの一つである。地球上の生命は今から38億年ほど前に誕生し、幾多の進化を経て我々人類まで継続してきた…more
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『アインシュタインの旅行日記―日本・パレスチナ・スペイン』天才物理学者が見た日本人と日本文化
2019年11月2日本書は旅行中にアインシュタインが書き残した日記や手紙類をまとめたもので、科学の世界に絶大な影響を与え続けている人物が当時の日本と日本…more
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『仕事の「ムダ」が必ずなくなる 超・時短術』不完全である勇気を持って、最低限で止める
2019年10月21日"本書は「時短術」のビジネス書である。つまり、時間を短縮するための「今から使える」ノウハウを、39ほど紹介している。 著者は週…more
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『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』世界の大古典は、案外簡単に読めるもの
2019年10月18日科学者ニュートンはだれでも知っているが、彼の著作を読んだ人はめったにいない。その理由は、300年以上も前に書かれた分厚い本で、内容が…more
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『クロード・シャノン 情報時代を発明した男 』情報時代の本質とその未来を考えるために
2019年8月28日本書は「情報理論の父」と呼ばれる天才数学者の評伝で、著者はハフィントン・ポスト元編集長などを務めた名うてのジャーナリストである。シャ…more
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『流れといのち 万物の進化を支配するコンストラクタル法則』生命の知恵の結晶
2019年6月30日コンストラクタル法則は、一般向けには前作『流れとかたち』(紀伊國屋書店、2013年)で啓発書として発表され、読書界に強いインパクトを…more
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『富士山はどうしてそこにあるのか』 美しい地形には、賞味期限がある
2019年6月20日本書はNHKラジオ第2放送のカルチャーラジオ「科学と人間」で放送された内容に加筆して書かれた。富士山のみならず関東平野を含む日本列島…more