峰尾 健一
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大人も楽しめる『14歳からのケンチク学』
2015年5月9日本書は「ケンチク」について、中学・高校の18教科を起点にして考えていく本である。日々作品をつくり続けるバリバリの建築家や、大学・大学…more
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『目の見えない人は世界をどう見ているのか』見えないことから見えるもの
目が見えないことは、大きなハンデとしてとらえられがちだ。しかし、視覚障害者の生きる「見えない世界」に想像を巡らせれば、また違った見方…more
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場所愛、ありますか?『オフ・ザ・マップ』
自称「独立国家」、飛び地、消滅した国々、廃墟、立ち入り禁止区域……。一見、本書はそうした曰くつきの場所を世界中から集めた「珍スポット…more
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『解放老人』認知症を前向きに見つめる
一般的にネガティブなイメージで語られることの多い、認知症。そこに前向きな視点を見い出そうとするのが本書である。キャリア30年を超す名…more
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いずれは我が身か? 『本で床は抜けるのか』
2015年3月19日本で床が抜ける。そんな不安に襲われたことはないだろうか。まさかないだろうとは頭では分かっていても、ないと確証を得るのも難しいため、心…more
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もう一つの戦場『帰還兵はなぜ自殺するのか』
2015年3月6日戦地のイラクやアフガニスタンに派兵され、帰還した兵士はおよそ200万人。彼らの中には、見た目は健康でも、PTSD(心的外傷後ストレス…more
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『スピーチライター』聴衆を動かす影の頭脳
2015年1月19日感動的なスピーチ、扇情的なスピーチ。あなたの感情を揺さぶるそれらのスピーチを考えたのは、実は話し手本人ではないかもしれない。感動であ…more
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『現実を生きるサル 空想を語るヒト』際限なく広がる思考
2015年1月9日本書では、人間と動物のギャップが極めて慎重に、対立する解釈をフェアに取り上げながら検討される。その過程で、話題は言語や想像力や文化、…more
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『昭和の名編集長物語』いぶし銀の裏方たち
"本や雑誌づくりにおいて扇の要のような役割を担っている、編集者という職業。その中でも編集長の座に就く人物は、作品の良し悪しを左右する…more
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指令は続くよどこまでも 『東京総合指令室』
2014年11月29日世界でも類を見ないほどの正確な定時運行を誇る日本の鉄道。それを影ながら支えていた人々に焦点を当て、知られざる鉄道の仕組みを解き明かす…more
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『粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う』“単細胞”は、もはやアホの代名詞ではない
「まずもって人々を笑わせ、次に考えさせる研究」に対して贈られる、イグ・ノーベル賞。それを2度も受賞した研究対象として、異彩を放ってい…more
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『特殊清掃』死体と向き合った男の20年の記録
特殊清掃とは、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染や汚損を処理するというもの。凄惨な現場や過酷な作業を強いられ…more
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伝承こそが真の遺産『白神山地マタギ伝』
"青森と秋田の県境に位置する白神山地。「秘境」と称されることも少なくないこの地域には、古くからマタギの集落が根付いていたが、約20年…more
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それでも潜る理由がある『素潜り世界一』
夏、真っ盛り。テレビを点ければ、映るのは白球を追いかける球児たちの姿。夏の風物詩の一つに数えられるその存在感はまさに、メジャースポー…more