峰尾 健一
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『マラス』凶悪ギャングの心の底は
2016年12月19日本書は、マラスと呼ばれる中米諸国のギャングたちの実像に迫るルポである。敵対組織だけでなく、一般市民を盗みや脅し、誘拐、殺人の標的にす…more
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『ふわとろ』私たちはどこに「おいしさ」を感じているのか
2016年10月19日「シャキシャキ」、「ジューシー」、「もっちり」、「濃厚な」、「歯ごたえのある」などの、おいしい感覚を表す言葉の数々。「シズルワード」…more
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『地震イツモマニュアル』「モシモ」を「イツモ」にするために
2016年9月19日2007年に発行され、2010年に文庫化された『地震イツモノート』。本書はその実践版だ。120ページほどの分量に、「まず知っておきた…more
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『情報参謀』世のムードを可視化する
2016年8月19日自民党が大敗して政権を失った2009年夏の総選挙。その直後から2013年夏の参議院選挙で政権を完全に奪還するまで、自民党の情報戦略の…more
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『闘いいまだ終わらず 現代浪華遊侠伝・川口和秀』
新年早々に上映が開始され、大きな反響を巻き起こしたドキュメンタリー映画『ヤクザと憲法』。取材に応じた指定暴力団「二代目東組二代目清勇…more
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『「こつ」と「スランプ」の研究』「体感」に「ことば」を、「ことば」に「体感」を
2016年6月21日「こつ」や「スランプ」だけでなく、「身体知」について広く語った一冊だ。身体知とは、シンプルにいえば「からだに根ざした知」だという。自…more
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『子どもは40000回質問する』「知りたい」気持ちの正体
2016年5月29日「好奇心」がテーマの一冊である。何が好奇心を枯渇させ、何が好奇心を豊かにするのか。好奇心に火がつくメカニズムはどのようなものか。好奇…more
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『世界の英語ができるまで』一方言から世界の標準語へ
2016年4月19日国際標準語として不動の地位を確立した英語だが、その歴史を辿れば、もともとは北ヨーロッパの片田舎で使われる一方言に過ぎなかった。本書は…more
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空へと誘う破格のチケット『グッド・フライト、グッド・ナイト』
2016年3月29日イギリスの航空会社、ブリティッシュ・エアウェイズのパイロットが空の魅力について存分に語り尽くした一冊である。ボーイング747を操縦し…more
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『マーケット進化論』不完全さと向き合った人々の物語
日本の市場経済はどのように形成され、進化してきたか? その洗練のプロセスを、律令時代にまでさかのぼって解き明かしていく本である。more
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『警察捜査の正体』見えない場所で起きていること
2004年に北海道警察の裏金問題で告発を行った中心人物である、原田宏二氏が警察捜査の実態を解説した1冊だ。捜査の根拠となる法律はどの…more
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『食糧と人類』エネルギーから見た文明史
文化や技術ではなく、食糧生産を軸に文明について考えてもいいのではないか。そんな思いから書かれた本書は、何千年にもわたる壮大な食糧生産…more
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『BE KOBE』「私」を主語に取り戻す
2015年12月29日防災に関して大きな分岐点となった阪神・淡路大震災から20年。それからの神戸、そしてそこで暮らす人々の気持ちはどう変わってきたのか。本…more