栗下 直也
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『異常気象が変えた人類の歴史』新刊超速レビュー
2014年10月10日"歴史をどう捉えるか。専門家の間でも長年にわたって議論されてきた話だが、私を含め、門外漢からするとどうしても個人の行動を中心に読み解…more
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消された歴史『浮浪児1945-戦争が生んだ子供たち』
2014年9月10日"冒頭から引きこまれる。「いまの私には、死はただ一ツの人間らしい道を歩んだということのできる方法です」今から65年前に15歳の少年が…more
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『危険動物との戦い方マニュアル』オレはオニヒトデに勝てるのか
"夏休みに恋人や家族と出かけた先でクマに出くわしたら、どう対処するか。ヘビに遭遇したらどう振る舞うか。こうした、真木よう子にいきなり…more
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『浪速のロッキーを〈捨てた〉男 稀代のプロモーター・津田博明の人生』ボクシングビジネスの光と影
2014年6月30日"世界タイトルまで行くには、テレビ局がついてくれなあかん。そのためには注目されることが大事や。おまえがプロデビューしたら、オレが適当…more
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『人生エロエロ』 日本人に足りないのはエロである
2014年6月20日"MJといえば昔はマイケル・ジョーダン、今やみうらじゅん。マイブーム、ゆるキャラと世に送り出してきたMJだが、真骨頂はエロについて語…more
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『メッシと滅私 「個」か「組織」か?』サッカーW杯をもっと楽しむために
2014年6月10日"今週末に開幕するサッカーW杯。日本代表は辛くも前哨戦を勝ち、15日に初戦を迎える。ただ、W杯を迎えるたびに私のようなニワカは思って…more
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『戦場に散った野球人たち』 新刊超速レビュー
"「どうせ直に兵隊に取られるのだから、今のうちに思いっきり野球をやっておきたい」甲子園準優勝投手の林安夫は1942年に朝日軍に入団。…more
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『立ちそばガール!』 このファストで奥深い世界
立ち食い蕎麦といえば「安い、早い」で駅チカにあり、都市圏で働くサラリーマンの強い味方。ただ、立ち食い蕎麦と一括りにしてしまうには、近…more
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『孤独死のリアル』 おひとりさまの老後に向けて
2014年5月20日「死ぬ時まであなたと一緒!」などというかつてどこかで聞いたせりふはもはや昼メロでしか見当たらないのかもしれない。死は最後の最後は誰も…more
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わからないけど、わかりたい 『ブラ男の気持ちがわかるかい?』
2014年5月4日完全なタイトル買いである。書店で震えてしまったのは私だけではあるまい。「ブラ男」。表紙からもわかるようにブラジャーをつけた男のことで…more
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『日本の居酒屋文化』―赤提灯の魅力を探る
2014年4月10日"赤提灯を「ニッポンの文化」と声高に叫ぶ男がいる。男は自分をこう呼ぶ。「赤提灯国粋主義者」。昭和51年から延べ20年以上、日本で暮ら…more
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『開成調教師』-進学校から学ぶ「勝てる企業」の極意
2014年2月20日「朝から競馬の話か」と思われそうだが、確かに競馬関連の本である。新書サイズだが、講談社新書でも集英社新書でも光文社新書でもない。もち…more
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『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』 この街には行くところがない
"2009年秋、2つの連続不審死事件が明るみに出た。いずれも30代の小柄の肥満体型の女性が幾人もの男性を虜にして多額の金を貢がせてい…more
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『司法権力の内幕』-絶望的な、あまりに絶望的な実態
裁判官たちは何を考えて裁いているのか。我々素人は「法と証拠」と答えるかもしれない。だが、冤罪は後を絶たないし、冤罪の疑いが強まっても…more