仲野 徹
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/nakano/
ノンフィクション、とりわけ伝記が好き。それが昂じて専門誌に「なかのとおるの生命科学者の伝記を読む」を連載。単行本(学研メディカル秀潤社)として上梓したところ、成毛代表の目にとまりHONZに参加。書籍購入費の抑制、および、仕事と飲酒と読書のバランスとれた鼎立、が永遠の課題。
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人類の叡智は無限である(ような気がする)『狂気の科学』
タイトルは「科学」となっているが、内容はかなり限定されていて、ほとんどが心理学と医学、すなわちヒトを対象にした研究である。『奇態な実…more
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勝者の記録+α 『二重螺旋 完全版』
よく知られているように、The Double Helixは、ワトソンが自分の記憶を頼りに書いた本だ。今回、あらためて読み直してみて、…more
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おもろすぎっ!!『本当にあった医学論文』
タイトルの通り、医学専門誌に掲載された論文が、79編+75編、二冊あわせて154編も紹介されている。いやまぁ、ほんまによくこれだけ集…more
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『原子・原子核・原子力-わたしが講義で伝えたかったこと』
2015年5月10日さすがは山本義隆、と唸るしかない一冊だ。これが予備校での講演録だというから恐れ入る。原子とは何か、原子核とは何か、が、アリストテレス…more
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”我は死なり 世界の破壊者なり”
『原子爆弾 1938~1950年』原子爆弾の原理、マンハッタン計画、ソ連のスパイ、戦争の進捗、大国の思惑などなど。むしろこれだけの話がよく一冊におさまったものだ。これ…more
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奇跡の伝説から物語へ 『完治 – HIVに勝利した二人のベルリン患者の物語』
2015年3月14日医学の歴史は、数多くの物語で彩られている。この本は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染を「完治」した二人の『ベルリン患者』に始まる物…more
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な、なかったんですかっ?! 『ニュートンのリンゴ、アインシュタインの神 : 科学神話の虚実』
ガリレオ、ニュートン、アインシュタインなど、歴史的な科学者の偉大な発見についてのエピソードをめぐる本である。副題にある『科学神話の虚…more
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夢はかなえるものなのだ 『ブータンの小さな診療所』
この本、いままでのブータン本とは少し違う。切り口が違う、というよりは、その経験が違う、といったほうがいいだろう。タイトルにあるように…more
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ここまで書いてええんかい 『工学部ヒラノ教授の事件ファイル』
2014年12月22日「ヒラノ教授、あんたの時代はよかった」。工学部ヒラノ教授シリーズを読んだ現役教授たちは、私とおなじようにつぶやくだろう。ご本人は、ど…more
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あなたも絶対欲しくなる! 『スター・ウォーズ英和辞典 ジェダイ入門者編』新刊超速レビュー
2014年12月16日タイトルどおり、英和辞典である。中学レベルの英単語を約1,000語。英和辞典としては、訳語と活用形くらいしか書かれていないので、最低…more
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科学の女神ここに微笑む 『サバからマグロが産まれる!?』
2014年12月14日どんな研究がいい研究か?いろいろな考えがあるだろうけれど、わかりやすい研究がいちばんだ。気の利いた小学生高学年の子にわかるように説明…more
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わたしの好きな”ちんぼうぐ” 『愛しき駄文具』
2014年11月14日この本、すばらしいの一語につきる。80あまりの駄文具たちが、美しい写真と、ひねったタイトル、しゃれた解説とともに紹介されている。あっ…more
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山の本にはずれなし!『アルピニズムと死』
2014年11月5日この本にはいろいろなことが詰め込まれている。若い頃の事故、数少ないパートナーたちのこと、墜落と雪崩、ギャチュンカン、クマの襲撃、そし…more
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スポーツの秋はこれを読め!氏と育ちのどっちが大事?『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』
『氏か育ちか』というのは、生物を語る上で永遠の課題だ。もうすこし学問的な言い方をすると、遺伝素因と環境要因、どちらが重要か、というこ…more
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そんなことまでわかるのか! 『データの見えざる手 : ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』
2014年9月14日ウェアラブルセンサーで個人の活動を計測し、そのビッグデータをコンピューターで解析するという内容だ。そんなもんで何がわかるんや、と思わ…more