HONZ記事
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言葉の解釈をめぐる、解決困難な諸問題──『自動人形の城: 人工知能の意図理解をめぐる物語』
2017年12月18日"本書は、数学的原理に裏打ちされた傑作ファンタジィである『白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険』、その続篇『精霊の箱…more
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『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』「民族協和」を目指した学生たち
2017年12月17日本書は、著者が建国大学卒業生たちを訪れ、大学時代の様子や卒業後の人生についてインタビューしたのをまとめたものである。建国大学が傀儡国…more
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今週のいただきもの:2017年12月10日週
2017年12月16日家人からのリクエストで、クスクスを作りました。クスクスは、世界最小のパスタと言われ、肉や魚、野菜の煮込みをかけて食べます。この小さな…more
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『PRE-SUASION: 影響力と説得のための革命的瞬間』 説得上手な人たちは事前に何をしているのか
2017年12月15日本書は、社会心理学者のロバート・チャルディーニによる単著で、あのベストセラー『影響力の武器』の続編にあたるものである。かつてチャルデ…more
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『消された一家』北九州・連続監禁殺人事件の発覚から15年、やるせなさと救いが同時にやってきた
"今年もたくさんの新しい本と出会い、様々な刺激をもらってきた。だが今年読んだ本の中で、最も印象に残ったものを挙げよと言われれば、それ…more
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今年最も本が売れた日は、いつだったのか? 2016.12〜2017.11
書店の店頭を「今年のベストセラー」が飾る時期となっています。この1年を彩った本の紹介は他所に譲るとして、今回は恒例(?)となった「今…more
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僧侶で歴史は動いた 『日本の奇僧・快僧』
2017年12月13日奇僧はまだしも、快僧……? 道鏡、西行、文覚、親鸞、日蓮、一遍、尊雲(護良親王)、一休、快川、天海……お坊さんの名前が10人ずらり。…more
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オスはみーんな、二重人格?『歌う鳥のキモチ』小鳥のびっくり私生活
鳥類の90%以上は一夫一妻制といわれている。ところがじつは、一夫一妻の種でも1回の繁殖で産む卵の父親がすべて同じとは限らない。クロツ…more
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今週のいただきもの:2017年12月3日週
2017年12月9日先日、ラ・フランスをいただいたので、熟すのを待っています。ラ・フランスの収穫は実の固いうちに行われ、常温で10〜14日ほど追熟します…more
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『パリのすてきなおじさん』人生が醸し出す大人の「絵本」
老いは避けられない。どうせ老いるなら若い人に「素敵なおじさん」と呼ばれたいものだ。おじさんが何歳からなのか、はっきりした定義はないだ…more
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『絶滅危惧職、講談師を生きる』人気の若手講談師が本気で語る革命的芸道論
本書は、いつかは名人と呼ばれることになるであろう講談師と、文芸評論家にして作家でもある杉江松恋の掛け合いで構成された読み物だ。しかし…more