HONZ記事
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『海の地政学』元NATOの「天才」が戦略提言&回顧録
原書のタイトルは『シー・パワー』。まさに海の地政学なのだが、たんなる軍事外交専門書に留まってはいない。「七つの海」の戦史や現状分析、…more
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『重力波は歌う』想いを乗せて、重力波は歌い続ける
2017年10月3日重力波の初検出は、物理・天文分野での今世紀最大の発見の一つであることは間違いない。 そして、その大発見が産み出される過程におい…more
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『スリーパー 浸透工作員 警視庁公安部外事二課』秋の夜長に自信をもっておススメする、国際謀略警察小説
『スリーパー』は政府内の暗闘や警察組織内の対立を背景に、北朝鮮のスパイ組織を追わざるを得なくなった元外事警察官の物語だ。外事警察のウ…more
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『心の進化をさぐる──はじめての霊長類学』 言語と記憶のトレードオフ、そして「想像するちから」
著者は次のような進化的シナリオを紡ぎ出す。かつて、ヒトとチンパンジーの共通祖先は、いまのチンパンジーにあるような瞬間記憶の能力を有し…more
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『ブレグジット秘録』 心地よい嘘と不快な現実の争い
2016年6月23日、イギリスの国民投票の行く末を世界中が固唾を飲んで見守っていた。英国のEU離脱(ブレグジット)というまさかの結末…more
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今週のいただきもの:2017年9月24日週
2017年9月30日今週末の東京は、行楽シーズンぴったりのお天気ですね。行楽といえば、お弁当。稲荷寿司と巻き寿司を詰め合わせた、助六寿司が好きです。more
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『たいへんな生きもの』問題を解決するとてつもない進化
2017年9月29日生きることは問題だらけだ。仲間との競争あり、食べ物にありつけなければ明日はなく、絶えず捕食者に狙われ、もちろん愛のお相手も…more
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『プーチンの国 ある地方都市に暮らす人々の記録』地方にこそ、国の姿がある
"その国の首都のみを見ていては、その国の本当の姿を知ることはできない。これは世界中のどの国にも当てはまる事実であろう。ロシアでもこの…more
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『経営の針路』日本企業の経営は、世界からどのように乖離してきたか?
本書は、マッキンゼーの日本支社長からカーライル・ジャパンの共同代表を経て、現在、早稲田大学ビジネススクールの教授を務める平野正雄氏の…more
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『仕事と家庭は両立できない?』男性の平等が達成されなければ、女性の平等も実現しない
2017年9月25日自分自身の経験を通じて著者が直面したのは、アメリカの経済と社会の構造が今のまま変わらないのであれば、仕事と家庭の両立は、大学教授など…more
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『殴られて野球はうまくなる!?』「効き目」があるから、なくならない?
2017年9月24日昔に比べたらはるかに減っているものの、暴力は以前として野球界に生き続けている。本書は立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リ…more
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今週のいただきもの:2017年9月17日週
2017年9月23日先週末、我が家でホームパーティーをしました。レシピを考えている時が準備では一番楽しいのですが、最近はお花選びも楽しんでいます。今回は…more
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『よしもと血風録 吉本興業社長・大﨑洋物語』
"吉本興業は芸人さんも社員も、学校の勉強が嫌いだったり不得意だったり、あるいは社会の枠からはみ出してしまったような人間が集まってやっ…more