HONZ記事
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『時を刻む湖 7万枚の地層に挑んだ科学者たち』奇跡的な万年時計の研究
2015年10月24日水月湖が奇跡の湖と言われる理由は毎年1ミリの堆積物が間断なく湖底に降り積もり、その縞を数えることで正確に年代を特定できることにある。…more
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『チベットの焼身抗議』燃えさかる叫び、祈り
中国政府の圧政に対するチベット人の焼身抗議は2009年3月に始まり、2011年3月以降連続しながら今なお続いている。本書はチベット亡…more
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『〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子』 私立小学校を知れば日本の教育が見えてくる
本書では、どのような親子がどのような価値を求めて私立小学校を選択しているのか、私立小学校はどのような試験でどのような親子を選抜してい…more
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『数学する身体』数学という都市、路地裏の情緒
2015年10月21日『数学する身体』客員レビューとして登場した第一の刺客は、速やかにミッションをコンプリートし、公開翌日に重版が決定した。つづく第二の刺…more
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『たのしいプロパガンダ』 大衆煽動は娯楽の顔をしてやってくる
2015年10月20日"タイトルに違和感を持つ人は多いかもしれない。政治宣伝を意味する「プロパガンダ」と聞けば、権力者を讃える映像や音楽を嫌々に観たり聞い…more
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数学がはじまる瞬間 —『数学する身体』に寄せて―
2015年10月19日『数学する身体』は、独立研究者・森田真生氏が「数学とは何か」そして「数学にとって身体とは何か」を自問しながら数学の歴史を追いかけた一…more
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『大村 智 – 2億人を病魔から守った化学者』独特の研究勘は、どのように培われたのか?
2015年10月18日本書『大村智――2億人を病魔から守った化学者』は、2012年2月に刊行された。今回、北里大学特別栄誉教授の大村氏が2015年のノーベ…more
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今週のいただきもの:2015年10月11日週
2015年10月17日小豆の旬の季節です。スーパーでは一年中手に入りますが、採れたての新豆の味にはかないません。お赤飯やお汁粉、ようかんなど小豆を使った料…more
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『BOLD 突き抜ける力』日本人こそピーターの教えを実践し、エクスポネンシャル起業家を目指せ
著者のピーター・H・ディアマンディスは、シンギュラリティ大学の共同創設者であり、グーグル・ルナー・Xプライズと呼ばれる、民間初の月面…more
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祝!ノーベル医学生理学賞『大村智 – 2億人を病魔から守った化学者』
大村先生の伝記は、基本的に上り調子一本である。農家の長男に生まれ、地元の山梨大学を出て、東京で定時制高校の教員になる。なりたくてなっ…more
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神の眼をもつ男の半生『わたしの土地から大地へ』
「神の眼」を持つといわれ、今世紀最も偉大な写真家と称される男がいる、セバスチャン・サルガドだ。ブラジル金鉱で働く男たち、爆発しつづけ…more
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『脳はすごい』としか言いようのない『ある人工知能研究者の脳損傷体験記』
2015年10月14日自動車の追突事故。幸いなことに外傷はなく、CTスキャンなどの検査でも異常は認められなかった。しかし、さまざまな神経障害で生活に大きな…more
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仁義なき戦い、本当の勝者は誰か? 実話系週刊誌の勢いが止まらない!
カタギの私でも名前くらいは知っている山口組が、大揉めに揉めています。そして、その影響は出版業界にも飛び火し「実話誌バブル」とやらが起…more