おすすめ本レビュー
-
男が父親になる日 『フランスはどう少子化を克服したか』
2016年11月9日2002年に、3日間の出産有給休暇に続く11日間の父親休暇を制度として導入し、この父母間「子育てデバイド」の解消を図ったのである。こ…more
-
『宇宙エレベーター その実現性を探る』宇宙エレベーターの入門書
2016年11月8日宇宙エレベーターというものを知ったのは私が中学校の頃だったと思う。田中芳樹原作の『銀河英雄伝説』というアニメでだ。特にSFファンとい…more
-
『礼服(らいふく) ―天皇即位儀礼や元旦の儀の花の装い―』
本書では1200年近く古式の装束として存在し、日本最高の正装として君臨してきた礼服に込められた意義から、現代にまで広がっていったドレ…more
-
『超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条』 一番大事なのはものの考え方
著者のフィリップ・テトロックは、一般のボランティアを広く募集し、大規模な予測コンテストを継続的に行っている。そして、その結果として浮…more
-
『非モテの品格 男にとって弱さとは何か』ルサンチマンを超えた先にあるもの
男はたとえ生まれ持った容姿に恵まれなくとも、筋肉をつけ、身なりに気を使い、学歴や財力、権力、そして小粋なトークでもできれば、間違いな…more
-
『熊!に出会った 襲われた』その時クマとヒトはどうしたか? 超リアルな実録体験談
私は文句を言ってやろうと「主」に数メートルまで近づき、「おい!」と強めの口調で声を掛けた。声に驚き葉っぱの間から顔を出したのは、友人…more
-
『未来政府』と『経済学者 日本の最貧困地域に挑む』で知る民主主義の理想と現実
2016年11月2日"元サンフランシスコ市長であり現カリフォルニア州副知事である著者ギャビン・ニューサムは、ずっと疑問に感じていた。SNSで頻繁にメッセ…more
-
あなたの「ふつう」をあつらえる 『未来食堂ができるまで』
2016年11月1日数々のユニークな仕組みを導入している未来食堂だが、ここのすごい所は、店舗の収支実績と計画を全部開示していることで、それを見ると早くも…more
-
『ピカソになりきった男』見破れない雁の「新作」
2016年10月31日「その朝、俺はピカソだった」という一行からはじまる、まるでアラン・ドロンが登場する陰影の濃いフランス映画を小説化したような本である…more
-
Viva la クラフトビール『究極にうまいクラフトビールをつくる』
2016年10月29日スプリングバレーブルワリー東京が代官山にオープンする。2014年7月にそのニュースを耳にしたとき、たまたまその名には見覚えがあった。…more
-
『限りなく完璧に近い人々』北欧の人って本当に幸せなの?
北欧諸国といえば税金は高いが充実した福祉が存在し、経済は概ね堅調でしかも労働時間が短く、民主的で腐敗の少ない政府を持ち、そのうえ、シ…more
-
『Dining Out in Boston(洋書)』レストラン、その知られざる役割について
2016年10月27日レストランというのは、単に外で美味しい物を食べる場所だとだけ理解している人がいるかも知れないが、この本を読むとそれはレストランの役割…more
-
『英語の帝国』普及の決め手は親の不安と期待
英語教育の早期化が加速している。次期学習指導要領からは、小学校5年生から英語は正式科目となり、小学校3年生から英語に親しむ授業がはじ…more
-
酒、悪態、怠惰、ストレスを肯定する──『悪癖の科学 その隠れた効用をめぐる実験』
2016年10月25日時間は充分にあったはずなのに、締め切り間際まで仕事がはじめられない。ついつい悪態をついてしまう。酒を飲んではいけない時に飲みすぎる─…more
-
『一汁一菜でよいという提案』 家庭の料理を初期化しよう!
2016年10月24日愛情を目に見える形にしなくてはというプレッシャーや、プロの料理人の味こそ目指すべきと思い込んで“日常”を見失ったことで、複雑になりハ…more