おすすめ本レビュー
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『無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教』ニッポンの葬送の変化とは?
2016年12月16日2015年、地方寺院の困窮を詳細に調査した『寺院消滅』(日経BP)が大いに話題となった。その著者の次のテーマは「多死(大量死)時代…more
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『10分後にうんこが出ます』悲劇と情熱がウンをもたらした!
2016年12月15日本書はうんこにまつわる切実な問題「いつ出てくるのか?」、を超音波を利用したウエアラブル排泄予測装置の開発によって解決しよう考えた、と…more
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全米が泣いた!そのあざやかな生きざまに 『いま、希望を語ろう 末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」 』
2016年12月14日誰もがうらやむような経歴を持つ若き脳神経外科医が、不治の肺がんとの診断をうけた。それまでに学んできた哲学と医学を最大限に活かし、自ら…more
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『ブロックチェーン・レボリューション』この技術が世界を変える、あなたがそれを望むなら
2016年12月13日希望が失望に変わる中で時代の閉塞感が生まれ、それがBrexitやトランプ現象に現れているように思う。こうした閉塞感に対して、ブロック…more
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『進化の教科書 第1巻 進化の歴史』 進化入門の決定版
「進化の歴史」というサブタイトルが付けられた本書では、そもそも進化がどのような証拠に基づいて確かめられ、理論が構築されてきたのか、進…more
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『未来を築くデザインの思想』デザインは人を越えるか
本書はコンピューターが人々の生活に浸透されたのをきっかけに、生み出されたデザインの数々を紹介し纏められたものだ。本書に登場するデザイ…more
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『毎日こなべ』食材の味を吟味しながら、少しずつ頂く
2016年12月10日『まいにち小鍋』では、色々な鍋料理を作るために必要な小鍋のバリエーションも紹介されている。ひとつは基本の土鍋(鍋の種類に応じて白色と…more
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えっ!ウチと違う!? 『お雑煮マニアックス』
2016年12月9日日本初のお雑煮のムックである。著者の粕谷浩子さんは、お雑煮が好きすぎて、各地の食べ比べレトルトパックの会社を立ち上げた情熱の人だ。そ…more
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慟哭のノンフィクション 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』
2007年におきた『名古屋闇サイト殺人事件』は、ネットで知り合った見知らぬ同士がおこした事件であったこと、まったく面識のない女性が帰…more
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『マイクロバイオームの世界 あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち』 研究の全体像を見渡せる概論的読み物
近年、わたしたちの体内や体表面に驚くほどの微生物がいることが明らかになってきた。人間の体にある細胞のうち、なんと90%が微生物のもの…more
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『ロレンスがいたアラビア (上、下巻)』サイクス=ピコ協定からバルフォア宣言まで
1918年、トーマス・エドワード・ロレンス大佐はバッキンガム宮殿に呼び出される。ジョージ五世は笑顔で「贈り物があるんだよ」と語りかけ…more
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『晴れたら空に骨まいて』人を弔うのは、こんなにも愛しく楽しいことなんだ!
2016年12月6日「死」とは、「生」という長いすごろくのゴールなのだ。ではそのすごろくを辿りながら、その人が死んだ後の自由な見送り方を取材してみよう。…more
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『宇沢弘文 傑作論文全ファイル』経済学は人を幸せにしているのか?
2016年12月5日本書は、故宇沢弘文先生の研究生活の後半40年にわたる代表的な論文をひとつの形にまとめたものである。宇沢先生のノートパソコンに入ってい…more
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「ビッグマック」を食べよう 『腸科学 健康な人生を支える細菌の育て方』
2016年12月4日100,000,000,000,000。わたしたちひとりひとりの腸内にはそれだけの数の細菌がいるという。そうした細菌たちの集まりは「…more
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『そして、暮らしは共同体になる。』「ゆるゆる」という新スタンダード
2016年12月2日佐々木俊尚さんといえば、これまでの著書において新しい潮流を描き出すとともに、旧態依然としたものを片っ端から斬ってきた遍歴を持つ。ター…more