おすすめ本レビュー
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『あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのか』
2015年1月24日ホッケの干物といえば居酒屋メニューの定番。大皿にもおさまらないくらい大きくて、仲間たちとワイワイつつく魚。家で焼こうとしようものなら…more
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『洲崎球場のポール際』猥雑で、いいかげんで、すばらしい。
2015年1月23日"洲崎球場。東京の木場から東陽町あたりのいわゆる海抜ゼロメートル地帯で、かつては吉原と並ぶ歓楽街。映画ファンには川島雄三の『洲崎パラ…more
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何が生死を分けたのか? 日本に住むなら知っておきたい『ドキュメント御嶽山大噴火』
今回の噴火は、死者57人、行方不明者6人、負傷者69人という大惨事になってしまった。亡くなった方のうち55人が、噴石が当たったことに…more
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『生命の惑星 ビッグバンから人類までの地球の進化』でサイエンスリテラシーを鍛える
"本書は、“Global Warming(地球温暖化)”という言葉を生み出した地球化学者ウォリー・ブロッカーによって1984年に出版…more
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これぞ機上の空論か!『ビックリ飛行機でゆく世界紀行』
2015年1月21日著者のチャーリィ古庄氏は、飛行機という交通手段そのものをエンタテイメントと捉え、「世界で最も多くの航空会社に搭乗した人」としてギネス…more
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『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』
2015年1月20日2014年のノーベル物理学賞は3人の日本人学者が受賞した。それぞれに強い個性があり、劇的な歴史があり、微笑ましい物語もあり、日本人の…more
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若手社員は必読!『正しい太鼓のもち方-上司を転がす35の社交辞令』
"職業柄、企業内で「エース」、「次期社長候補」と言われながら、外部環境の思わぬ変化などで社長の椅子を逃してきた人を多く見てきた。能力…more
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『スピーチライター』聴衆を動かす影の頭脳
2015年1月19日感動的なスピーチ、扇情的なスピーチ。あなたの感情を揺さぶるそれらのスピーチを考えたのは、実は話し手本人ではないかもしれない。感動であ…more
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『ボケてたまるか!』あなたは本当に大丈夫??
"山本が脳の異常を感じたのは61歳を過ぎた頃であった。記憶力には自信があったのに、少し前に聞いた人の名前が出てこなくなったのだ。大好…more
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『石油の帝国』国際政治経済を動かす黒幕
本書は、ピュリッツァー賞を二度も受賞した著者が、400以上ものインタビュー、現地調査、機密指定解除されたりWikiLeaksに暴露さ…more
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夢はかなえるものなのだ 『ブータンの小さな診療所』
この本、いままでのブータン本とは少し違う。切り口が違う、というよりは、その経験が違う、といったほうがいいだろう。タイトルにあるように…more
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羊をめぐる食の冒険 『東京ラムストーリー』
2015年1月13日羊齧協会。ひつじかじりきょうかい、と読むらしい。年末の忘年会で、最近SNSが羊肉で満ちている友人に教えてもらったのだが、聞いた事のあ…more
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その”時代錯誤”は戦略なのか? 『イスラム国 テロリストが国家を作るとき』
2015年1月11日本書のテーマとなっている「イスラム国」という存在についても、数多くの残虐な振る舞いがニュースやソーシャルメディアを通じて喧伝され、そ…more
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『現実を生きるサル 空想を語るヒト』際限なく広がる思考
2015年1月9日本書では、人間と動物のギャップが極めて慎重に、対立する解釈をフェアに取り上げながら検討される。その過程で、話題は言語や想像力や文化、…more
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『ドイツ・アメリカ連合作戦』協力といがみ合い
2015年1月8日もし、あなたがタイムマシーンに乗って時間を旅する旅行者ならば、対二次世界終結目前の1945年5月5日、オーストリアのチロル地方にある…more