2022年4月
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『「ちがい」のある子とその親の物語』世界23か国で読まれる当事者とその家族の声
2022年4月30日本書は欧米で活躍するノンフィクション作家・アンドリュー・ソロモンが10年間に300組以上の親子を取材した壮大な記録だ。2012年に出…more
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『道徳教室 いい人じゃなきゃダメですか』これっ学ぶものですか?
2022年4月29日私の小学校時代、「道徳」の授業はあったろうか。本書を前にして思い出してみる。あった。確かにあった。だが2018年度から始まった(中学…more
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『メタ認知 あなたの頭はもっとよくなる』思考を観察するもうひとりの自分
メタ認知、最近よく聞くようになった言葉だ。辞書をめくると、「自分の行動・考え方・性格などを別の立場から見て認識する活動」と書いてある…more
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神秘?いや、これは奇跡だ!『動物たちのナビゲーションの謎を解く:なぜ迷わずに道を見つけられるのか』
2022年4月27日動物たちは天才だ!心底驚いた。こんなに多様で素晴らしいナビゲーションシステムが動物に備わっているとは。 ナビゲーションというのは、採…more
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今週のいただきもの:2022年4月17日週
2022年4月26日自分の料理に飽きた時は、新しいレシピ本が役立つこともありますが、新しい調理器具を導入するのも手です。BONIQ(低温調理器)をゲット…more
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『キャッチ・アンド・キル』女性たちに「別の扉」を開いた画期的スクープの裏側
映画業界の性加害報道が相次いでいる。週刊文春の報道をきっかけに被害にあった女性たちが次々に声をあげ、業界にはびこる性暴力の実態が明る…more
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『脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論』訳者あとがき
2022年4月24日本書は2021年に刊行されたジェフ・ホーキンスのA Thousand Brains: A New Theory of Intelli…more
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『鷹と生きる 鷹使い・松原英俊の半生』ー「Game Hawker/鷹匠」試写会を観て
2022年4月21日《鳥ものノンフィクションに外れなし》 予てから私が提唱している法則だ。鳥に関する、あるいは鳥に関わる人物を取材した本はほぼ100%面…more
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今週のいただきもの:2022年4月10日週
2022年4月17日「春野菜」と聞くとそれだけで心が躍りますが、一番は筍です。子供の頃、伊豆にいる親戚が毎年送ってくれたり、遊びに行った時は山で掘らせて…more
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『ベリングキャット』デジタルジャーナリズムの最前線
ジャーナリズムの使命は、「人々が本当に知りたいこと」を伝えることである。 それが唯一にして最大の役割といっていいかもしれない。だが「…more
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今週のいただきもの:2022年4月3日週
2022年4月10日今日はもうすっかり初夏のような天気ですが、散歩の途中で菜の花が咲いているのを見かけました。菜の花の「菜」とは食用を意味し、菜の花とは…more
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『家族』『旧皇族の宗家・伏見宮家に生まれて』あるふたつの《家族の形》
2022年4月8日標準家族(世帯)という概念は、1960年代、家族構成としていちばん多かった会社員の夫と専業主婦の妻、子どもが二人の四人家族をいい、そ…more
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今週のいただきもの:2022年3月27日週
2022年4月4日昨日はお花見をしようと、三溪園の有料シートを買っていたのですが、あいにくの雨でした。三溪園は季節ごとに藤や蓮など、様々な花を楽しむこ…more
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『さよなら、野口健』愛憎入り混じる人間ドラマ。新しい人物ノンフィクションの誕生
本書の書き出しは穏やかではない。なにしろ京都で名高い縁切り神社の話から始まるのだ。そこは「悪縁」を切ることのできる最強の縁切り神社と…more