民俗・風俗
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地に足つけて生きていますか?『パイヌカジ 小さな鳩間島の豊かな暮らし』
2016年5月24日"海からの涼しい風に吹かれ、波の音を聞き、西表島の明かりを見ながら、われわれは毎晩遅くまでビールと泡盛を飲んだ。なにしろ休憩所の三メ…more
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『されど人生エロエロ』人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた
2016年5月20日"タイトルの「されど」が良い。人には仕事や趣味、家庭、習い事などいろいろあり、エロは「しょせんエロ」とされがちだ。だが、結局、人生は…more
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『闇の女たち 消えゆく日本人街娼の記録』
2016年5月1日北海道から九州まで闇の中で咲き誇った18人の人生模様。本書の第一部は1990年代末から2000年代初頭にかけて、その最末期を記録した…more
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松尾芭蕉マニアもいる?!等身大の北朝鮮がみえてくる『実録・北の三叉路』
本書は北朝鮮系の人々を描いたノンフィクションである。北朝鮮、といっても、日頃の報道番組が扱うような、政治的な話にフォーカスしたもので…more
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わたしも、ひとりではない。『死者が立ち止まる場所 日本人の死生観』時計が再び動き出すとき
本書は、大切な人を亡くした喪失感から少しずつ心が蘇生してゆく記録であり、優れた紀行文であり、内から外から日本を見つめた文化論でもある…more
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『呼び覚まされる霊性の震災学 3・11 生と死のはざまで』震災地に幽霊…?
東日本大震災から5年。この「5年」というのは一つの区切りの意味を持つようで、関連図書の出版が相次いでいる。その中でも注目の本が東北学…more
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『築地市場 絵でみる魚市場の一日』日本版スターウォーズか
著者のモリナガ・ヨウ氏は『プラモ迷宮日記』、や『ワールドタンクミュージアム』などでも有名なイラストレーター。玩具メーカータカラトミー…more
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『ザ・カジノ・シティ』ラスベガスの風雲児
大きな野望と奇抜なアイデアを持った男が、いかにビジネスに成功し、街全体を変えていったのか、本書は稀代のホテル王の軌跡をたどる一冊であ…more
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『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』著者インタビュー
まだ見ぬ「峠 恵子」を求めて2015年12月11日この本に関しては何から何までヘンである。時空が歪んでるのかと思うほどに、何かがおかしい。それなら著者の峠恵子さんが、どれくらいヘンな…more
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出るべくして出た奇人たちの奇書『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』
2015年11月27日思えば、単行本編集者になってからの著者や登場人物は、奇人・異人が少なくない。糞土師、きのこライター、食虫植物愛好家、毎日登山家、クラ…more
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『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』日本冒険界の奇書中の奇書
2015年11月21日ノンフィクションの醍醐味は「事実は小説より奇なり」を地で行く部分だと思う。小説は作家が人工的に創ったものだからどうしてもきれいな形で…more
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今週のSOLD OUT:2015年11月8日週
2015年11月14日塩田 春香がレビューを公開するやいなや、ものの1時間でSOLD OUT。さらに在庫がないにもかかわらず仲野 徹が追い打ちをかけ、話題…more
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HONZイチオシ伝説の再来 『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』
ヤマケイ、たぶん調子にのっているんだろう。そうでないと、こんな本を再刊しようなどという話はでないはずだ。偉大なる冒険ノンフィクション…more
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『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』これ以上ありえない冒険なんて、ありえない! 絶対にっ!
2015年11月12日"ジャングルで出会った、みぞおちに大きな傷のあるおじいちゃん。昔の戦で矢が刺さった痕だという。その当時の戦では、逃げ遅れた者は敵に殺…more